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映画の琴(コト)『1408号室』
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ストーリー:主人公(ジョン・キューザック)はオカルト作家。あるホテルの1408号室は中に入った人間は不幸に襲いかかるので閉鎖されている。主人公は好奇心から支配人(サミュエル・L・ジャクソン)が止めるにも関わらず宿泊することにする…
感想:キャスト2人のファン。レンタル棚でみかけて反射的にDVDを借りた。スティーブン・キング原作、という部分は個人的にはそれほど惹かれない。以上が僕の立ち位置の説明。呪われた部屋での出来事が大部分であり、閉じ込められる系の恐怖がオカルト要素をあいまってこわい、というよりおもしろい。残酷描写はそれほどでもなく。密閉感のスリラーとなっている。ジャクソンの出番は少なく、安定のジャクソン演技ですぐ退場。後はキューザックの独壇場。感情移入しやすい演技をみせてくれる。ラストの興味も本作の魅力。主人公の亡くなった子供への想い、というのがもっと出せれば深みが出せたと思う。お化け屋敷的作品というのが総括。夏の思い出にどうでしょう?
Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)————–