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映画の琴(コト)『デアボロス』
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ストーリー:主人公(キアヌ・リーブス)は負け知らずな弁護士。ある日、ニューヨークの一流事務所にスカウトされる。そこのトップ(アルパチーノ)と新しい仕事をはじめるが、奇妙な現象が続く。
感想:本作は1997年の作品。キアヌ・リーブスが、「スピード」で注目を浴び、1999年の「マトリックス」が大ヒットするまでの、やや低迷な時の主演作品かと思う。僕もタイトルは知っていたけど、今回はじめて観た。キアヌは結構、オーバーアクション気味にいろいろな演技に挑戦しているのがわかる。それはもしかしたら、共演のアル・パチーノに影響されたのかもしれない。僕はキアヌは、あまりユーモラスだったり、色気過剰な演技は似合わないかな、と思う。演技の話はさておき、「悪魔」というテーマを「大都会のドラマ」の中に持ってきたのがおもしろい。なんというか、大傑作というほどでもないけど、シャレた映画かなと思う。もっと、評価されてもいいかな、と思いました。
Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)————–