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’14NEWS No.03– 15.2.13「 FridayNight vol.7 テーマ『はじめまして』」

2015.02.22

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「 FridayNight!vol.7 テーマ『はじめまして』」
NUMERO DEUX 15′NEWS No.03

金曜の夜にあったコト+
「はじめまして」を考える。

「Friday Night」とは市内のテレビ塔から近いコワーキングスペース「さっぽろものづくりオフィスSHARE」にてシリーズで開催されているイベント。その内容はさまざまな分野で活躍するクリエイター4名が、テーマに沿って、ひとり15分のプレゼンテーションをする。詳細は今まで本ウェブマガジンで何度か記事にしている。参考にして欲しい。前回の記事はこちら。本記事では、後半でいつものように写真をメインに当日の様子を紹介しますが、前半では僕が普段の活動としているメディア・プランナー石川伸一として今回のテーマ「はじめまして」について考察してみたいと思います。

「はじめまして」は、やはり素晴らしい。

日々生きていると「はじめまして」という時がある。ここでは、クリエイター(関係者を含む)の「はじめまして」という視点で考えてみよう。少し前までは「はじめまして」は「紙のカード」をお互いに出し合う「名刺交換」だった。もう、それしかないという感じであった。現在でも、まだ対面で会う場合は名刺交換が基本だとは思う。 しかし、インターネットの普及によってネット上の「はじめまして」が新たに登場することになった。この場合の紙の名刺の出番はない。

ネット上での「はじめまして」は、電子メールだったら、署名部分が名刺がわりとなる。SNSだったら、もっと簡単だ。名刺より詳しい情報がが常にインターネット上にアップされている。そうなると、昔は「名刺をいただく」というのがひとつのコミニュケーションを進める第一歩であったけど、そうしたステップを超えて、SNS上では名刺と同等の情報が常にふわふわと、誰でも見られる(かつ連絡もできる)状態になっている。そういった情報や、さらにはブログなどを目にしていると「はじめまして」という感覚は希薄になっていく気がする。

でも、やっぱり「はじめまして」は、なにかのクリエティヴの「はじまり」になる可能性を持っている素敵な場面だとは思う。特に対面の「はじめましては」はやっぱり一番印象に残るし、そこから得られる情報も実に多い。なにが多いって?それは、デジタルでは得られない「人」としての情報。その人の持つ自然の雰囲気。そういったことが、一緒になにかをやるときに、とっても大切な場合があるのだ。

今回のFridayNightのテーマ「はじめまして」というテーマで登場した4人のプレゼンター。その人となりが生に感じられたのが僕が一番、印象に残った。こういった「生」の部分が感じられのが本FridayNight!全体の魅力だと思う。僕は基本、ネットで済むような用件はなんでもネットでするほうが好きだ。ただ、機会があれば「はじめまして」は対面がいいと思っている。直接「会う」ことで、この人と一緒にやっていくうえでの、リズムを感じられることが多いから。やはり「はじめまして」というリアルな場は素晴らしい。

では、後半は素敵な4人の「はじめまして」の様子を写真をメインに紹介していきます。

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▲最初の挨拶。本イベントのアドバイザーである赤沼俊幸(マーケティスト)による本イベントのコンセプト説明と今回のテーマ「はじめまして」に合わせて、本イベントの成り立ちについて、自身の学生時代から現在までのプロフィールと併せたトークがあった。 FridayNightとは、もともとは、彼が在籍していた会社で開催していた企画であった。 friday3
▲ 次の挨拶。会場である「さっぽろものづくりオフィスSHARE」の代表、齊藤隆 より、本 スペースの特長として、利用者はモノづくりの人、IT関係者、デザイナー等がバランスよい 比率でいると語った。近況としては、さまざまな「教室」に力を入れているということなので、興味のある方はウェブサイトをチェックしてみて欲しい。 friday4
▲トップのプレゼンターは織田義史(milli生活家具作家)。北海道岩見沢を拠点に夫婦2人で、生活に寄り添う家具を制作をおこなったいる。家具づくりには制作し、みてもらう広い場所が必要。その場所をみつけ、自分たちで整えっていった「奮戦記」は大変興味深く、ユーモアもまじえた話はおもしろかった。自分たちの家具づくりの特長としては木工をベースに、それだけではなく革・鉄等の素材と組み合わせて、考えていきたいということだ。 friday5
▲2人目のプレゼンター尾田ちひろ(株式会社姿勢改善工房 )は、姿勢改善によって、カラダのさまざまな問題を解決できると話す。そして、お客さん同士でおこなえる簡単な実技をおこなった。姿勢がいいと、日常生活が改善され、安定したメンタルを得られると語る。自分の会社は、海外にも展開していきたいという。Youtubeに多数、トレニーングやレクチャーがアップされているので、興味のある人はチェックしてみて欲しい。

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▲3人目は加藤亜紀(momo candle キャンドルアーティスト)介護士をやりながらコツコツとキャンドルづくりをしてきた彼女。思わぬ反響を重ねていったことからアーティストになることを決意。あくまで自分のスタンスで活動を行っている。最近では、キャンドルの素材へのこだわりを考えており、植物や大豆といった素材に興味を持っている。そして、将来は北海道の素材でキャンドルづくりをしていきたいと話した。

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最後のプレゼンターは漆崇博(AIS Planning )。その仕事内容は、アートを通して 人と人をつなげて、未来をつくっていくようだ。アートには、さまざまな 分野からヒントがもらえる多様性があると話した。取り組んでいる企画のひとつ「アーティスト・イン・スクール ~転校生はアーティスト!~」では、アーティストが小学校の空いている教室をアトリエにして、児童との作品制作をとおして、地域住民との交流もはかる内容となっている。

Text&photo  by Shinichi Ishikawa(NUMERO DEUX)

日 時 : 2015年2月13日(金)19:00-
会 場:札幌ものづくりオフィス&カフェSHARE
主 催:札幌ものづくりオフィス&カフェSHARE
協 力:赤沼俊幸


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