ハリソン・フォードが、坊主頭&メガネだなぁ、はじめて見たなぁ、と思ったら、なるほどジョブスを意識してるのかな、と後から思う。対するゲイリー・オールドマンが、ウォズに似ている訳でもない。では、主人公の若者は、ザッカーバーグ?、という訳でもないかな。何?というと、主人公は今の若者代表?という感じなのでしょうか。大企業に入ってセレブになりたい主人公。セレブにしか入れないクラブに行きたい。そんな憧れは、日本もアメリカもそんなに変わらないかな。予測どおり本作の僕の見どころは大物2人俳優の「困った顔」ですなぁ。それは大丈夫です。僕はそこにずっと期待。「困った顔」以外の魅力は、すごくカッコいいシーンはないのだけど、ごくごく普通のシーンの撮り方が丁寧で好感が持てた。でも、サスペンスのとしての組み立て方はうまくないかも。ラストはなんだか、それなら「最初からそうしろよ!」という感じもして、その心意気に日本との違いを少し感じたり。
ハリソンフォードの坊主頭は悪くなかった。『パワー・ゲーム』興味があったら、観てみてください。レンタルにあるかなと。YouTubeに予告もあるかと思います。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)