毎日の字間

2016.5.15 映画の琴(コト)『バードマン』

2016.05.15

birdman
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)

映画の時間はいつも楽しい。
観たい観たいと思っていた。やっと観た。

上映当時から評判が高かった作品。ぜひ映画館で観よう!と思って行きそびれる。そして、しばし忘れる。というよくあるパターン。でも、ふと思い出した。その時間のおかげでDVDも安くなっている。自宅のミニ・シアター(ただの居間)で観ることができた。僕は主演のマイケル・キートンが好きだ。そして、エドワード・ノートンも好きだ。だから、期待ができる。僕はキートンの「バットマン」が一番好き。エドワード・ノートンは、いろいろ印象的な役が多いけど「ファイトクラブ」が好きかな。

さて、本作はストーリー自体が、それほど突飛ではない。「バードマン」という、娯楽作のスター俳優だった主人公(キートン)が歳をとり、今度はニューヨークの舞台俳優としてカムバックしようとしている。そのドラマ。 娯楽作品からアートな舞台を目指す。そこの難しさ。家族との関係。ブラックユーモア。迷路のような楽屋の中を中心にグルグルとドラマが展開されていく。その「カメラワーク」と「サウンドトラック」が、とってもセンスがいい。この2点が本作の見どころ。それは主人公の内面世界の話だといえる。スターだけの問題、というより誰もが生きていると、変わりたい、カムバックしたい、というコトがあると思う。そんな点を考えさせくれる。90点
『バードマン』興味があったら、楽しんでください。

▼ 石川  伸一(NUMERO DEUX)

 

 


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