毎日の字間

2016.7.1 映画の琴(コト)『キングスマン』

2016.07.03

kingsman
『キングスマン』(2014年)

良い設定、いいキャスト。
でも、ノレなかった。

映画スパイもの、好きです。だから評価も甘めめになる。なぜだろう?そこには、秘密、アクション、カッコ良さ、あこがれがあるかと思う。予告を観て期待しすぎただろうか。本作を観た後は少しがっかりな気分だった。いや、それはいいすぎ。物足りないというか。基本的な設定が素敵だと思う。話は、キングスマンという仕立て屋をルーツとする秘密のスパイ組織。特定の国に属していないしていないところが今ふうのリアルでいい。その教えも紳士であれ!というクラシックなのもいい。そして、粗暴な主人公が、一人前のキングスマンになるのお約束だけどいい。コリン・フォースもマイケル・ケインも当然いい。なんだろね。あらためてよく考えてみるとアクションシーンが好みではないのですよね。本作のタッチって、キングスマンの存在から少し奇想天外ふうでユーモラスな感じなんですよね。それで、アクションもその流れで普通に超人的なんですが、そこがどうも乗れない。僕は超人アクションは大好物なのですが、その雰囲気や使い方が好みではないと思う。リズムが自分に合わないという感じなんですかね。うーん、基本の設定や小道具、キャストは凄く好みなんですけどね。そうだ、悪役はサミュエル・L・ジャクソン。この俳優さんも好きです。ITで世界制服を狙うCEOな感じです。そつなくやってます。うーん、なんで残念なんだろう?
40点

Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)


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