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映画の琴(コト)『あるいは裏切りという名の犬』
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ツタヤで借りた。本作はフレンチ・フィルム・ノワールというヤツですかね。要するに警察モノ。でもアクションが主体ではないのです。警察内部のドラマが中心。少ないアクションシーンもなかなか迫力があります。話はフランス警察の2つの特捜チーム。それぞれのリーダーが主役。元は親友だったが考え方の違いで今は対立。ひとりは出世のためなら手段を選ばない男。もうひとりはただ真面目に事件を解決をしたい家族を愛する男。
基本の話はわりとありがち。良いほうのリーダーは人間できすぎな感じ。そのためか、意外と感情移入しにくい。悪いほうが人間臭くて感情移入したくもなるけど、やっぱり悪い人だしね。そんな2人の男の問題、どうやって解決するの?ラスト近くでハラハラ。ああ、もうすぐ終わる時間だよ。とっても普通で終わるか、ヨーロッパ映画特有のオチなしでいくのか?と究極の選択を自分の頭で組み立てる。そうしていたら、ラストはなるほど!というオチ。やっぱりフランス映画はオシャレですなぁと大変感心。伏線も最初からキチンとあったし二度感心した。時間も短めなので平日夜にサラリ観てもいいかも。
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