毎日の字間

毎日の字間 2014.05.23「終わりとはなにか」 

2014.05.23

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「終わりとはなにか」
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昔の映画はラストシーンが終わると「END」という表示された▼でも、今の映画ではみたことがない▼それはなぜだろうか▼僕はそれは今の時代は「終わりがないから」だと思う▼昔は世の中のいろいろな出来事の終わりの定義はしやすかった▼今はどうだろう?▼勉強や仕事の終わりをスパッと定義できるだろうか?▼今は勉強も仕事も午前からはじまり、夕方に終わる、といった単純なものでなくなっている▼年齢で分けることでもできない▼学生でも仕事をしている人がいるし、社会人でも勉強をしている人がいる▼もっと、ミニマムなことだと1日の食事や睡眠の終わりも曖昧なものに思える▼1日2食は珍しくないし、間食もいつでもできる。それは間食か食事か?いつから始まったのか?いつ終わるのか?▼朝起きて、はっきりと「睡眠が終わった」と実感できる人はどれだけいるだろうか?、なんか途中な感じがしないだろうか▼今は終わりがみえにくい社会、だと思う。

石川伸一(NUMERO DEUX)

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