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映画の琴(コト)「ニューヨーク最後の日々』
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ストーリー:舞台はニューヨーク。主人公(アル・パチーノ)の仕事はパブリスト(宣伝・広報の専門家)。業界にどっぷりハマっていて付き合いで駄作の宣伝も引き受ける。引退を考え最後の仕事として難民救済のイベントを引き受けることに。その準備中、クライアントのスター俳優からトラブル処理の電話がくる…
感想:アル・パチーノ好きです。はっきりとした演技をする役者であり、そこが僕はわかりやすくて好きだし、とてもうまいと思う。話はラストもある意味予想できる内容であり、思ったより主人公の仕事内容の描写も希薄。でも、業界に疲れきったパチーノと、彼に会い田舎から来たヒロイン(キム・ベイシンガー)の関係がとても良い。みどころだし価値がある。「都会」と「田舎」どっちがいいのかな、なんてことを考えてしまう作品である。
一番好きなシーンは、深夜にトラブル処理を頼まれ、それを終わらせるまでのエピソード。売り出し中の女優とのやりとりがなんともいい。
Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)
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