ふたつ以上のことを同時におこなう。それができればなかなかいいと思う。ただ、その実質を考えないといけない。そうでなければ、本当にいいことかわからない。例えば、仕事をしながら音楽を聴く。いいアイディアだと思うけど、そこと仕事の効率はどうなのだろうか?仕事をしている時間を考える。そこを分解すると、仕事というのは、「A.ノルマを達成をしている時間」と「B. A時間をつなぐ空白」が交互に現れる構成になっていると思う。A時間の時は多分、もう音楽は聞こえていない場合が多い(とても単純作業なら聴こえる場合がある)。音楽を気持ちよく聴こえるのはBの時間が多いと思う。逆にA時間の場合は音楽は集中力の邪魔になるかもしれない。こう考えると、仕事と音楽については、仕事の休み時間に一曲程度聴いてみる、というのがいいような気がするのだ。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)











