1985年の作品。80年代ですね。もう、30年前の作品!いやはや、80年代はもはや歴史の一部なのか。わりと新しい、と思う自分の感性はオッサンということか。監督はサム・ライミ、脚本はコーエン兄弟。という今考えると、かなり豪華な組み合わせ。コーエン兄弟は、もうアカデミー受賞の巨匠という感じですものね。サム・ライミも「スパイダーマン」をかなり正統派でかつ、自身の感性で手堅くまとめていたのは、うまいなと思いました。まさに、自分たちの感性を持ちながら、成熟していったと思う。なぜなら、その「感性」の芽が本作ではブラック・ユーモアに包まれながら、はっきりと確認できるのです。そして、何度でも確認してしまう魅力がある。エキセントリックな中に、正統派のエンターティメントがある。だから、今成功しているのだろう。
サム・ライミとコーエン兄弟の豪華な組み合わせ。『XYZマーダーズ』興味があったら、観てみてください。レンタルにあるかなと。YouTubeになんか予告もあるかと思います。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)