書店にいくと入り口付近やレジ前に世界の名作DVDといった感じで500円DVDというのが売っている。モノクロ時代の古いものが多い。眺めてみるとコクトーの「オルフェ」があったので買ってみる。
1949年の作品。詩人のオルフェが鏡の中の世界に行ったりする話である。シンプルな特殊撮影が、すごく効果的に使われていて表現はセンスだなぁ、と感じる。
コクトーはジャンルに関係なく活躍するアーティストの元祖ではないだろうか。詩人であり、ドローイングもするし、小説の描くし、映画も監督する。評論もおもしろい。「オルフェ」の現代のアート系映画に通じるティストがあり500円硬貨1枚の使い道としては、かなり良いとおすすめできます。