DVD「アイランド」を見る。ストーリーは地球は大部分が汚染され,生き残った人は地下に規則に縛られ生活している。しかし抽選に当たると、地上で唯一汚染されていない楽園「アイランド」に行くことができる。しかし、主人公は些細なことから、地球が汚染されていることを疑問を持ち初め自力で外への脱出を試みる…雰囲気的には「1984」とか「2300年未来の旅」とかが浮かぶ。ただ、進んでいくうちにどうもしっくりこない。
監督はどういう映画にしたいのか。豪華なセットが続く。ただ、途中のセリフの中で「15歳」というのが出てきて「なるほど!」と思った。この作品は「15歳の男子の夢」と考えるとわかりやすい。劇中に出てくるナイキの靴、ゲーム、バイク、そしてスカーレット・ヨハンセンのような彼女!「15歳の男子の夢」という視点だとすべて納得。楽しい。こういうジャンルの映画はついつい文明批判とか、社会批判とか重いテーマを目指すところを、さすがマイケル・ベイ、必然性のない娯楽アクションで描ききった。こんな作風があってもいいと思う。