OTHERS

シュールな時間

2007.09.11

Dali
REPO 
生誕100年記念「ダリ展」〜創造する多面体

北海道立近代美術館

8月23日(木)にサルバドール・ダリ展に行く。僕はダリについては、アートを楽しむようになった入口のあたりのところで良く観たかな、という感じ。大きめの画集も実家にあるはず。ダリの持つわかりやすいアヴァギャルドは、いろいろな刺激を受けたと思う。ここ10年くらいはあんまり意識したことはなかった。今、普段触れるのは現代美術だし。

会場に着くと平日の12時頃なんだけど大変な人。これは予想外でびっくり。ならんでその列の動きに合わせて観る感じ。こんなに美術館でならんで見る体験は芸森の海洋堂以来か(笑)。よく考えてみるとダリって一般教養レベルで名前は知れている大画家だし、北海道新聞でもかなり広告を打っていたから、これぐらい人が来て当然かもしれない。展示は画集で観たことのある作品もあったけど、そうでないものもあった。額装された平面作品から、イラストの作品や、家具、服、そのほか立体的な作品もあって、特に家具とかおもしろいなぁ、と思った。これだけでも観る価値があった。

ダリの作品の「反ミニマムな濃さ」みたいのは、ミニマム、シンプル系の作品に見慣れていると、とても新鮮。今って一般社会にあるデザインもミニマムなものが主流だけど、ダリのようなスタイルもあってもいいと思う。ダリって多様なジャンルに興味があったみたいだから、今も生きていたら携帯電話のデザインとかしたんじゃないかな…とか想像。帰りに売店に見つけたのだけど、キャンディーの「チュッパ・チャプス」のロゴってダリのデザインなんですね。これはびっくり。13時ぐらいに美術館を出て「壁の穴」でベーコンとみそのパスタをオーダーする。食後、タバコを吸いながらもう少しダリのことを考える。


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