DVD REVIEW
「デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007・アメリカ)
「キル・ビル」は、無駄にスケールが大きい部分がどうもノレなかった。
本作は、ぐっと締まった作品となっていって、その分、イカレ方も筋が通っていて気持ちがいい。
女性だけのメンツで延々とおしゃべりが続くのは少々、冗長だと感じる時もあるけど、そこにみせないエロスが、アート性皆無、サービス満点な感じに入ってくるのがおもしろい。
後半の「レース」には今のハリウッド映画には無い「生の迫力」があり、アート系映画では描かれることもないと思うので、唯一の存在という感じである。ラストの唐突さもいい。
こういう映画にサラッと出て良い演技をしてくれるカート・ラッセルは素晴らしい。