スカパーで日本刑事ドラマの名作「大激闘マッドポリス」を見ていたら警官なのに手榴弾で犯罪者と戦う渡瀬恒彦にシビレた。
ジョン・ウーも真っ青というか普通に影響を受けているかもしれない。
もっとエキスが欲しくて日本空手映画の名作「カラテ大戦争」を観る。
主演の真樹久佐夫は空手家。バーで頼むのは「ミルク」。香港でカンフーと戦いタイではムエタイと死闘。寝間着でジョギング。ビルをバッグに雄叫び。タクシー運転手へ転職。恋人はフォトグラファーで仕事場でデート。女性のほうから「抱いて」とオファーされるモテぶり。写真は部屋でのおやすみ中の光景だが、ベッド、毛布、ゴミ箱のコンビネーションは素晴らしいと思う。
ブルース・リーのブームから、そのラインで作られた作品なのだが,その作風はまったく別のベクトルに行ってしまった。娯楽映画から得られるカルシタスとはまったく別に観た側の頭にはクエスチョン・マークしか浮かばないのだが、ガラステーブルを手刀でブッ壊す大滝秀治が観られるのは本作だけかもしれない。