REVIEW

映画「ポセイドン」

2006.06.04

豪華客船が、凄まじい大波で転覆!主人公らは、決死の脱出を試みる…密閉感のあるパニック映画。こういうジャンル好き。エアポートものとか。そういえば、最近ジョディ・フォスター主演の「フライト・プラン」がDVDリリースになって店頭によく平積みされてますなぁ。これ、劇場で見たのですけど、サスペンスのおもしろさよりヨーロッパのフィルムのようの画面に凝った、アート系雰囲気が気に入ってます。個人的にはオススメ。
話を戻して「ポセンドン」ですが、「ポセイドン・アドベンチャーのリメイク」。オリジナルは、子供の頃TVで観た程度なので細部は忘れてしまったけど、神父や、元水泳をやっていた、というおばさんなど、それぞれのキャラクターが生かされた、ドラマ性の高い作品だったと記憶している。特に最後の神父のセリフなど印象に残っている…ゲオに行って借りてこようかな。
さて、リメイクの「ポセンドン」だが、結論からいうと、僕には断片的な記憶しかないのだけどオリジナルのほうがずっとおもしろかった。まぁ、レイト・ショーで1300円だったので、その分は回収できてると思うけど、当日券で1800円はもったいないかな、という感じ。メインキャラは、そんなに悪くないと思うんだよね。カート・ラッセルとか。ゲイの実業家とか、密航の少女とか、バツいちの母娘とか、ギャンブラーとか。でも、それぞれの設定が生かされてない感じ。本当ゲイの実業家のおじいさんとか、雰囲気はいいのになぁ。 
そのかわり、VFXは見応えタップリ。オープニングで豪華客船ポセンドンの「もの凄さ」を捉えていくカメラワークは、ワクワクした。そして、その余韻がまだ覚めないうちに、アッサリと転覆。さかさかになる様子もバッチリ凄い。この展開から感じるのは、このリメイクは、オリジナルと違って、「主役はVFX。ドラマはサブです」ということかなぁ。


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