REVIEW

映画「トゥモローワールド」

2006.12.02

日中時間があったので映画を観に行くことにした。「父親たちの星条旗」以来かな。この映画は予告を観て行こうと思った。B級というか、ややがっかり&おバカなノリを期待していたのだけど、まったく裏切られた。殺伐としたシリアスな作品である。

近未来ものというと最近観たのは「Vフォー・ヴェンデッタ 」がある。テーマや作風が違うので、優劣つけれないけど、僕の好みとしては「トゥモロー」のほうが圧倒的におもしろかった。「Vフォー」というのは、どこかファンタジー雰囲気があって、主役の2人を中心にまわっている感じに対して、「トゥモロー」はもっと多彩な脇役を配置している。

戦闘シーンは、「ブラックホークダウン」なみの迫力。CGも多い思うけど、現物もそれなりに大規模で作ったのだろうセットの数々も楽しめた。僕は近未来SFでは舞台セットを観るのが楽しみなんだけど、十分満足できた。街の光景からオフィスになる超うす型のディスプレイなどの小物もいい。舞台がイギリスというも好みだったかもしれない。

本作について、「絶望的な未来の、ひとつの希望」といってテーマや、収容所のセットの殺伐感というのはありがちといえばありがちなんだけど、切り口や、ストーリーよりも、凝った撮影の良さを全面に出している作品で、凄いマニアックな作風だと思うけど、それはそれでありだと思う。DVDは買いますね。


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