スーパーで買い物をして、Tシャツに買い物袋(ポリ)を持って歩道を歩いていると、ふと僕は自分の人生について考えることがある。人生というテーマはあまりにも深いので、なかなか普段考えない。僕は人生のビジョンについて考えるのは苦手だ。
もっと、ミニマムな、例えば編集の企画についてのビジョンとかはわりとスムーズに考えることができる。自分の人生となるとなかなか難しい。他人の人生のほうが考えやすいと思えてしまう。
表現というのは本質的にその人の根本から来るものではないか。その人の人生についてのビジョンというのあって、そこからなにかの表現につながるのが、リアルな表現ではないか。そう考えると人生について考えるのはとても大切な感じがする。自宅に帰って冷蔵庫にスーパーで買ったものを入れる。それらを整理していくうちに日常に埋もれてしまう。冷蔵庫は充実した。でも人生は難しい。