スパイク・リーの作品って意外と観てない。「マルコムX」ぐらいかな。同監督の作品「インサイド・マン」を観た。銀行強盗もの。犯人と警察側のやりとり、犯人は成功するのか?、謎の第三者の介入…というサスペンスになっている。犯人グループの作戦はなかなかユニーク。
主役の刑事はディーゼル・ワシントン。僕はこの俳優は優等生的イメージがあって本作では可もなく不可もない感じ。SWAT隊長にウィリアム・デフォーは良い感じ。ジョディ・フォスターも出ていて、ちょっと悪役な感じが新鮮かな。でも、他作品の主役で見せるような魅力は少なく、意外と型にはまった役で力を発揮するタイプなのかなと思った。画像の感じはスタイリッシュだし、味付けとしてはリアルというよりシャレている。純粋に「銀行強盗」映画を期待とすると少々肩透かしなんだけど、さまざまな思惑が交差するドラマとして見応えがある作品でした。