REVIEW

男好き。

2009.07.10

Hw

Super!dramaTV
「ハイパー・ウェポン/最終狙撃者」

 邦題はいかにもB級アクションぽいのだけど、録画しておいた。早めに帰宅した夕食後にスタバのコーヒーゼリーのやつを飲みながら観る。

 観てみればかなりの掘り出し物。主演がパトリック・マクグーハン。この名前にピンとくる方は損はしないと思う。ストーリーは主人公は腕利きの狙撃者。もう引退を考えている。だが彼のボスが最後の大仕事を振ってくる。一度は断るが、離れて暮らしている妻の写真を見せられ間接的に脅迫。仕事を受けることにする…

 ストーリーは決して新しいものではない。アクションも控えめで、過剰な演出や特集撮影もないところが、逆にリアルな味が滲み出ている。実際の狙撃シーンよりも、狙撃日までのプロセスのほうに重点が置かれている。そこでのやりとりのドラマは、男達のさまざまな思惑が感じられ飽きさせないおもしろさがある。また、ひとつひとつのシーンの撮り方が静かなのに魅力的なんだよなぁ。

 びっくりしたのは、サントラにブライアン・イーノのアンビエントシリーズ「MUSIC FOR FILMS」の曲が使われていたこと。エッジの効いたシンセサウンドが孤独な狙撃者という主人公の雰囲気と合っていて実にカッコ良かった。男好きする美学がある映画です。

 

 


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