毎日の字間

2016.12.04-1 映画の琴(コト)『レヴェナント: 蘇えりし者』

2016.12.04

reveant
『レヴェナント: 蘇えりし者』(2016年)

うーん、僕は「バードマン」のほうが好きだなぁ、というのが正直な印象。本作も「バードマン」もよくよく考えると結構「似てる」と思う。シンプルな話。幻想。そして密閉感。そう本作の冬山はこわいくらい「狭い」。DVDで観たけど、劇場の大きなスクリーンで観たら感想も変わるだろうか。とっても寒くなりそうだけど…景色はきれいだ。

自分は北海道生まれで、寒さは大嫌いだけど、雪に包まれた自然は美しいとは思う。そこはいいのだけどね。話が、暗いですよね。別に僕は暗い話が嫌いな訳ではない。どちらかといえば好きなほう。でも、本作の暗さは自分の好みではない。それは、シンプルすぎる復讐物語。途中にはユーモアもなく、カタルシスにもかける。主人公の信念には敬服するしかないのだけど、僕にはつらかったです。みんなヒゲの厚着で、ディカプリオとか、トム・ハーディの魅力もよくわかなかった。一番は、僕にはとにかくツラすぎる描写とストーリーでした。

Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)


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