Film Review
「ランボー3 怒りのアフガン」(1988)
アクション映画の、アクション以外のシーンが気になる。それって、アクションが始めるまでのオートブル、またはアクションまでの予感。
最近、CSで放映されていて録画したのを観た。スターローンの映画は特にファンという訳ではないけど、アクション映画は普通に好きなので機会はあれば観てしまう。ランボーは、ベトナム帰りのスーパー・ソルジャー。3作目の今回は、かつての上司の救出に、アフガニスタンで戦闘ヘリの率いるソビエト軍と戦う。
ランボーは、街で賭けファイトでお金を集め、僧に渡している。住み家でもある寺院作りを手伝っている。そこのシーンが結構いい。アウトドアな作業をしていると、この場に似つかない男達が彼を訪ねる。そして、彼を「戦争」の世界に誘うのだ。
最初から、戦っている男はいない。自分で決意する、または誘われる。ランボーは誘われ、断った。しかし、2度目は自分で決意した。なんかね、そのへんのあたりのランボーの仕草とか表情は一番、今回は印象に残ったな。
血気盛んでもないし、クールでもない。「しかたがない」という感じなんだよね。「しかたがない」という感じは僕はとても共感できるし、生きるうえでは大切なことなんじゃないかな。