FilmReview
「ブリジットジョーンズの日記」 (2001)
夕食はひとり寄せ鍋。近所のスーパーでセットが半額だったのだ。2回にわけて食べられそうだ。
夕食を食べたら、(昔話題になった)恋愛映画を自宅で鑑賞、そんな週末。
恋愛映画は、積極的には観ないのだけど、最近はわりと考えは変わっている。「恋愛」そのものより、主人公のいろいろな生活風景が見られるにも楽しみになってきた。恋愛映画の「恋愛」以外の部分がなかなかいい。そこが、興味がわいてきて恋愛映画をもう少しいろいろ観てみようかな、と思う。
本作は、そんな僕が興味を持つ部分もおもしろい。
メジャーな海外の恋愛映画といえば、一般的にアメリカの作品が多い。本作はその中で珍しく、イギリスが舞台。以前にもイギリス映画を観た経験だと結構、イギリスのドラマのセンスって、日本人にも通じるものがあるな、と思った。うまく表現しにくいけど、アメリカの恋愛ドラマって、感情移入はできると思うけど、どこかザックリしているというか、いい意味でわかりやすく、キレイに流れる感じがある。
対して、イギリスのドラマは、ウェットで、細かくて、そして皮肉(自虐?)。こうした要素が、日本人の心情にもマッチすると思う。そんな、イギリスらしさ?が、本作ではたっぷり楽しむことができる。また、イギリスでの一般的な生活行事が垣間見られるのも楽しい。
恋愛ドラマとしては、ちょっと都合良すぎる感じがするけど、そのあたりは主人公を演じたレネー・ゼルウィガーの魅力で気にならない。空回りのマヌケさと、親しみやすい女性としての魅力を同時に見せてくれるの楽しい。うまいと思う。
97分という時間も、夕食後にちょうど良かった。洗い物を片付ける時間もある。