名称:札幌クラッセホテル
所在地:札幌市中央区南1条西7丁目1-2
http://sapporo.classe-hotel.com/
身近なホテルを楽しむということ。
「近所のホテルは旅になる01『札幌クラッセホテル』」
まず、毎回同じなリード文
ホテルというと、遠出、すなわち旅行で利用する人が多いと思う。僕もそうだ。ただし、時々、なんとなく気分転換のために近所のホテル利用することがある。山や海に行くようにホテルにいくのだ。ホテルがあって海や山があるのではない。ただ「ホテルに滞在することを」楽しむ。そんな体験を紹介していこうと思う。
こんな行動のキッカケは携帯(今ならスマートフォン)のインターネット機能で、ホテル予約サービスができたことが大きい。暇な時に、ネットでホテルを検索する。するとオフシーズンはかなり安い部屋をみつけることができる。
もちろん、そういったプランは限定なので、必ずしも取れるとは限らない。そこはゲーム感覚で、取れればラッキーだと思う。予約ができたら準備をする。シンプルでいい。着替えは下着だけ。MacBook、充電器、ノート、筆記具。そして、本。大きめのディバッグにほうりこむ。そして、僕は「気分変えるために」ホテルに向かう。
いつも同じなリードはここでおしまい。
今回紹介するのは、
札幌クラッセホテル
本ホテルは、大通公園から近い。ビルの立ち並ぶ中の街中のホテル。まわりは建物群。そのためリゾートな雰囲気は少なめですが、札幌の「街」を楽しみたい人にはいい宿だと思う。近くに東急ハンズがあり、パルコや札幌三越にも近い。札幌在住な人には、週末よく買い物に出かけるエリアで泊まる感覚だと思う。
ホテルの中に入ってみよう。こうした街中にあるホテルの特徴として、エントランス、ロビー等の共用スペースは狭い。でも、この「狭さ」が隠れ家的で僕はこの雰囲気も好きです。映画で主人公が潜む場所みたい。部屋はウェブで2016年リニューアルをアナウスされているが、適度な古い感じはします。でも、僕には問題は感じられませんでした。古くても、水回りに清潔感があって機能すれば満足。あと、MacBookを置いて仕事ができるスペースがあればいいのです。
本ホテルで一番好きなのは、フロントに隣接してあるラウンジ。24時間使える無料のスペースです。狭めですが、複数のソファ席に加えてテーブル席があるのが珍しい。ヨーロッパ的な内装で薄暗い雰囲気が素敵。魅力的な空間なのですが、利用者がほとんどいない。チェックインやアウトの時間に利用している人はいますが、その程度。僕のように、深夜や早朝に利用している人は少ない。でも、それがいい。僕は何冊かの持参した本を持って、ここのソファに沈む。天井が低めで薄暗い空間なのだけど、そこがいい。宿泊客に珈琲のサービスがあるので、それを飲みながら過ごしした。近所のホテルに行きませんか?
Text by アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)