取材〜植物を想う時、スワッグをみながら。
〜スワッグつくりのワークショップ開催! in CAFE blue
心の中の植物園は、ビニールハウスなのか?
隣人の草むしりを引き受けたことがある、雑草を引き抜き、一箇所にあつめる作業は楽しかった。でも、すっきりした空間は短かった。なぜか。
2〜3ヶ月のうちに再び雑草でいっぱいになった。でも、別に損した気持ちにもならなかった。抜く都合も、発芽する都合もそれぞれだ。それに、植物と僕はそれによって交流できた気がした。
スワッグを知っているだろうか?これは乾燥しても鑑賞できる花束のことだ。飾る時は花瓶を使わず束ねて花を下方向にして吊るして楽しむものだ。
最近は花屋さんだけではなく、雑貨店でもみかけることがある。自然にドライフラワーになっていくのが興味深く、家のインテリアとして魅力的だ。おすすめです。壁面に吊るして楽しむ。カーテンレースにもつけやすい。
それを作るワークショップが開催された。主催したのは、市内の生花店FLOWER LAB.MARIE。会場はカフェ、CAFE blueである。このカフェは、ビーガン対応のおいしい食事や、アート展示、音楽イベントもおこなう、クリエイティヴなカフェである。
参加者は用意された素材をもとに、各々自由に「束ねて」SWAGを作っていく。奥の深さは同じかもしれないが、フラワーアレジメントよりスワッグはハードルが低く、気軽に楽しめるのではないのだろうか。
工夫すれば、クリスマスや、お正月の飾りすることもできる。そして、家のどんなインテリアにも馴染みやすいと思う。そして、長く楽しめる。良いことづくめ。
僕の自宅にスワッグはある。それが目に入るたびに、なぜか最初に書いた草むしりのことを思い出す。なぜかといえば、実は僕は自分が思っているより植物が好きなのかもしれない。心の中にもビニールハウスを作ってみようか。そこに雑草のスワッグを吊るすのだ。そんなことを夢想する。
Text by メディア・プランナー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX) Facebook / Twitter