REVIEW

ソンビになろう

2008.08.30

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「DAY OF THE DEAD」

白石のスガイで観る。ひさびさに行った。

 ジョージ・A・ロメロのリンビング・デッドの3作目「死霊のえじき」は、結構好きな作品である。基本的には2作目の「ゾンビ」が一番、評判がいいし、その評価は正しいと思うのだけど「死霊のえじき」(1985年・原題:DAY OF THE DEAD)は、地上はソンビだらけ、そんな状況の中で地下施設で生き残った科学者グループと、軍人グループとの対立、というドラマのあたりが好きで前作の単なる焼き直しになっていないのは好感は持てるし、怒濤のラストもいい。

 さて、この「DAY OF THE DEAD」(2008年)はタイトルも原題と同じのリメイク。主演のミーナ・スヴァーリはとても可愛く、勝気な軍人という設定というのはいいし、演技も悪くないと思う。彼女だけを眺めてそれで満足でもあった。
 一応、オリジナルのファンの観点から物申すと、オリジナルを改変しすぎてしまって、まったく別物になっている。僕はリメイクで設定を変更したり、改変することは悪いこととは思わないけど、本作の場合は変えすぎてしまって比較による評価ができない。リメイクって、オリジナルとの比較も楽しみのひとつだと思うので、それができなかったのは残念。
 映画自体は、そんなに悪くない作品だと思う。ゾンビ映画をまったく観たことのない人にもスンナリ観られて、楽しめる。監督が「13日の金曜日」のシリーズを手掛けている監督ということで、ホラー映画のお約束的なサービスは心得ているし、あんまり深刻になりすぎないポップな部分もあって、ポップコーンを食べながら楽しめる作品だと思う。ミーナ・スヴァーリだけにもう一度観てもいいです。帰りに白石のロイヤルホストでお茶&食事をしました。


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