ARCHIVES / ARTICLE

NEWS

スケルツォがフェスをする時

2022.10.31

DSCN0561
——————————————————————————————————————–
Sapporo Art News  札幌のアートなニュース
———————————————————————by Shinichi Ishikawa—————–

「フェス」という「アイディア」

札幌を拠点にアートとユーモアを感じる加賀城匡貴率いるパフォーマンスユニット「スケルツォ」が「初」のフェスをcube-gardenににて開催した。

参加の2つのバンドは、NHK Eテレの番組「ピタゴラスイッチ」の音楽でお馴染みの「栗コーダーカルテット」そして、アニメ「ちいかわ」の音楽を手掛ける「トクマルシューゴ」。

構成は、オリジナルのバンドを率いたスケルツォのパーフォマンスの後、トクマルシューゴ、栗コーダーカルテットが続いて素晴らしいライブパフォーマンスを見せてくれた。

共演したバンドの持つ「実験性」や「ユーモア」のセンスは、スケルツォに通じるものを感じられて、まとまりの良いフェスになっていたと思う。

こういった「フェス」のかたちでスケルツォの「アイディア」を楽しむのもいい。すべてのライブのあと加賀城匡貴の挨拶があったのもフェスのプロデューサーのようだ。来年も「参戦」したい。

『scherzo FESTIVAL 2022「E」』
栗コーダーカルテット / トクマルシューゴ / scherzo
2022.10.30 sun 15:00-
cube garden(北2東3)
https://www.facebook.com/scherzokagajomasaki

名称未設定7
Text by  石  川   伸一 Ishikawa Shinichi
まちづくりプランナー
アートやデザインで「まち」をつくるこお仕事をしています。
https://html.co.jp/numeroo

 

 

NEWS

アートのことはアヤさん聞いてみよう。blue2周年

2022.06.28
動画パスワードは blue
——————————————————————————————————————–
Sapporo Art News  札幌のアートなニュース
———————————————————————-by Shinichi Ishikawa——————

アートに迷ったら、
2周年のアート・カフェ”blue”思ったアヤさんのコト。

黒糖カフェラテの甘みが僕をポジティブの世界へ誘う。

新しい時代が来てる。顔にはマスク。SNSで会話。「距離をとって」「黙食」でリアルに付き合っていく。そんな中で僕たちはどう暮らして、そしてアートとつきあっていけばいいのだろう?
迷うアーティストにクライアントに、良いアドバイザーを紹介したい。
その名はアヤ(木下綾)

彼女はもう20年以上、札幌でアートをみつけて、広めていく仕事をしている。現在は札幌市中心部のセレクトショップに併設された”blue”というカフェを運営しながら、展示やイベント企画の仕事をアーティストやクライアントと「対話」をしながらおこなっている。

アートの仕事は、センスと信頼が重要だ。それが彼女にはある。そして、アヤのことばはいつもわかりやすい。難しいことは言わない。

しかし内容のレベルは高い。彼女はアートをビジネスにする視点を大切にして、アーティストに寄り添いながら、自分のカフェで展示やイベントをおこない、作品を世の中に出すプロデュースをしている。そのほか食事メニューの提案や、店舗等でアートを含めたインテリア・コーディネートもおねがいすることが可能だ。

“blue”「少し遅れた」2周年パーティが開催された。午後からのスタートから、夜までさまざまなクリエイターが集まり、ライブと食、そして花が店内を飾る。フラリとカフェというリアルな場に来て飲食と表現を体験する。楽しさと同時にアヤさんのアート・プロデューサーのパワーとセンスを感じさせるイベントだった。そして楽しい。それが一番大事なこと。

 カフェブルーは、まさに新型ウイルスがまちを覆う中でオープンした。そのため、大変なことも多かったと聞く。しかし、2周年パーティの賑わいをみれば、新しい時代をつくる方法を彼女を知っていることがわかる。

アートの仕事に迷ったら、
まずは、アヤに会えばいい。

名称未設定7
Text by  石  川   伸一 Ishikawa Shinichi
まちづくりプランナー
アートやデザインで「まち」をつくるこお仕事をしています。
https://html.co.jp/numeroo

A little late. “Second Anniversary“
2022.4.17sun 12:00-21:00
music:Masaki/mfp from Niseko |Yasu/silencia music store|Yukio kanai|Takashi Sasaki (Converge+)|旅三昧/Tabi_zanmai |Flower: ちひろ/種花
Food: ミチル
Recorded video:takahiro
Fryer Design: Kazuhiro Kikuchi(Back Yard)
https://www.instagram.com/blue.aya.kinoshita/

 

 

 

NEWS

山水のかたち〜「胸中山水」 白川深紅 第9回500m美術館賞

2022.04.09

 IMG_1766

「胸中山水」 白川深紅 第9回500m美術館賞
山水のかたち

僕がスマホを片手に、風景を語る試み
レンズは4つが望ましい

20代のころを、ぼんやり考える。その時僕はオーバーにいえば物騒なところ住んでいた。若いころは都市のゴミゴミした場所が好きだった。目標は映画ブレードランナーのような草木の一本もない、で不潔感のある街で。そんな場所に好んでアパートを借りた。

後悔はないが、今はそういう気はしない。今でも、まったくのインドア系であるが、自然は好きではある。なんて書くと矛盾だろうといわれそうだ。でも、思うの自然に惹かれるのは趣味というより、人間の精神のバランスだと思うのだ。

20代の僕は、自然はいらなかった。それは、つまりバランスが悪いだけの問題だ。だから、インドアでも自然は好きなのは矛盾にならない。まだ、あまり人間ができてなかったのかな、と思う。今だけど。今だって、自然バンザイ!という訳でもない。でも、自然がそばになるとシンプルに楽しい。

自然には2種類ある。実際の自然と、自然をイメージさせる表現である。現実とアートとも言い換えることもできるだろう。この2つは実は、そんなに違いないと思ってる。感じることだから。

しかし、都市で自然を感じるなら、トリガーが必要だ。今の時代、単なる自然の写真(=コピー)では、逆に私達は感じなくなっているのではないか。だから、新しい複合ビルのそばにも木を植えるような工夫は大変大事なのだ。

そして、イメージで自然を、アートでつくることは
もっと大事になってきている。なぜなら、心に交流していくから。

白川深紅の本作は、自然(=山水)である。ガラス越しにハッとさせるインパクトすぎると、穏やかなに想像を巡らす。なかななか難しいもしれない。いや、深いというところか。それが、アートの楽しみだとは思う。下にある石がいいアクセント。思考が下に落ちきらず、また上にあがっていく。今後がとっても楽しみな作家だと思った。

500m美術館vol.37
第9回500m美術館賞入選展
会期|2022年2月12日(土)~4月13日(水)
会場|札幌大通地下ギャラリー500m美術館

 ishikawa

Text by  メディア・プランナー  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX) Facebook / Twitter  

123...10...»
ARTICLE

CATEGORY

LATEST ENTRIES

ARCHIVES

CLASSIC CONTENTS

website design by shie sato

SAPPORO ART & DESIGN MAGAZINE NUMERO DEUX 札幌 アート&デザインマガジン ニュメロデュー

copyright @ NUMERO DEUX allrights reserved.
top