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NEWS No.180106「エビデンスがないと生きられない〜 平成29年度室蘭工業大学市民懇談会 」(1)

2018.01.28

koudai


「直感」も大事。だけど同じくらい
「根拠」も意識しないといけない。
エビデンスがないと生きられない〜

僕は室蘭工業大学市民懇談会の委員をしています。本会は大学と地域がともに発展するため、広く地域の方々と意見を交換することを目的した会議。室蘭・登別・伊達の3市の市長、商工会議所、教育関係者、メディア関係者と同大学の委員で構成。大学の会議室で実施されている。その内容は、大学側の地域にむけた取り組みの報告(教員の研究紹介、学生の活動報告)と委員と大学の意見交換である。それに出席して僕が考えた事。3回にわたって書いていきます。1回目です。

本会のはじめに、研究紹介として、本大学の准教授有村幹治の「情報化時代の都市地域交通計画」というテーマの話がおこなわれた。その僕の感想を書いていきたい。

冒頭から、有村准教授の研究の基本的な研究スタンスとして「エビデンス・ベースド・アプローチ」を大切にしているという。その意味は「客観的な根拠」に基づくということです。これは僕は少しオーバーですが、ショックを受けました。そして、これを冒頭にはっきり言うのは素晴らしいと思うのです。

自分も「メディア」をテーマで、人前でお話しすることもある。その時どうしても自分の個人的体験をベースにして話す場合が多い。それ自体は実体験からのリアルだから、間違いだとは思いません。ただ、それだけではダメだと再認識した。

自分の調査や信用できる根拠をにして自説を展開していく。シンプルな正論。でも意識していないと、ついついおざなりになる。准教授有村幹治の話は地域の災害時のシュミレーションや、交通インフラの整備、人口減少の対策等すべて「今」のリアルな問題を調査結果に基づいて自説を展開していく、まとまりのある聴きやすい話だった。そして「人づくり」というが根底にあるのもとても共感できた。とても新鮮な気持ちになれた。メディアに関しても考える時はエビデンスを意識したい。

次回は、学生のとりくみについ書いてみますね。

ishikawa
Text by
メディア・リサーチャー   石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

平成28年度室蘭工業大学市民懇談会
会期 : 2018年1月17日(水)
会場:室蘭工業大学

 

 

 

 

 

NEWS

NEWS No.180105「ワニワニクラブ 絵本読み聞かせ会」

2018.01.20

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「本」を知らない人はいないと思う。
ただ、共通認識としての「本」というは難しい時代ではないのか?。
メディアとしての本。

「絵本の読み聞かせ」に行ってみた。子供むけのものだ。それはNPO法人が主催するもので、その法人のスペースに隣接うしている市の図書館で、平日のお昼の少し前の20分間におこなわれた。僕はこういったイベントに参加するのは初めてだった。子供の頃に体験した記憶はない。多分、保育園に行っていた頃に体験したような気がしますが、もう忘れてしまったのだろう。

今回の読み聞かせは、まだ幼稚園、保育園前のお子さんがメインだった。開始時間になると担当の方が3人程度登場た。お客さんの前に立って「はじまるよ〜 はじまるよ〜」とアクションをおこなう。それは、子供でも簡単に真似ができそうな動きで、子供も親と一緒に真似をする。そうして子どもたちの興味を惹いたところで、読み聞かせがスタートする。

最初に登場したのは、いろいろな動物が「ジャンプ」するという絵本。動物が本の見開きいっぱいに登場していて、ページをめくるとぴょーんとジャンプしている絵になる。子供はジャンプするページになると、自分自身や親の手を借りてジャンプする動作をおこなう。これがワンセットで、ほかさまざまな動物が登場する。同じ繰り返しとなる。

次の絵本は「だるま」が登場して、ページごとに表情やスタイルが変わっていくものである。ここから純粋に絵本を読み聞かせる形になるが、この絵本もストーリーよりも、ビジュアルの展開で興味を惹かせるものである。そして、最後に完全にストーリー性のある絵本の読み聞かせとなった。読み聞かせの後、代表の方とお話をさせていただいて、本法人の「本を好きな子をつくりたい」という想いというのがとても伝わってきた。

ここで僕が思ったのは「本」ってなんだろう?とことである。正直、本というのは僕には身近すぎてよくわからない。自分なりに本とは付き合っていると思う。本はリビングにも、枕元に置いてあって、ページを開くのは人生の楽しみのひとつである。

しかし、世の中の共通認識として「本」とはどうなのだろうか。世代を超えたそういったものが今あるのだろうか?これだけテレビやインターネットを使ったデジタル・メディアがある時代の本とは。枕元にスマートフオン。リビングにPCパッド。それが自然な人もいるだろう。「本」と「電子書籍」が兄弟なのか、実は他人なのか。電子書籍の読み聞かせ会は成立するのか??

客観的に「本」を考えてまた記事を書きたい。
「本を好きな子を育てたい」という代表の言葉は、心に残っている。

ishikawa

Text by  メディアリサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

ワニワニクラブ 絵本読み聞かせ会
2018年1月16日   11:40 –  12:00
室蘭市/図書館輪西分室
http://waniwani.blog.jp/

 

 

 

REVIEW

NEWS No.180102「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル(0.5mm)」

2018.01.10

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「書く」のと「入力」することは、
内容に影響を与えるのか?

お正月休みは静かに終わる。まるで、雨の日の涙のように…みなさまおかがお過ごしでしたでしょうか??僕はぼんやり過ごしました。おそこから、がんばって記事を書いてみました。

デジタル時代の今ですが、ここ10年くらいは、アナログな文房具も再評価されている気がします。

今でも手帳売場は文房店にとってはシーズンにはいい時期に置かれてますし「ほぼ日手帳」というヒット作もあります。モールスキン等の紙ノートやロディアのメモ帳も人気です。

こうしたアナログ文房具の存在は、デジタル時代でも、まだまだ大丈夫かなと思ってます。という訳で、今年は時々、僕のおすすめ文房具を思いつくまま紹介していきたいと思います。それも、インターネット通販で入手できるものにします。

ネット時代になって良かったな、と思うのは高級文房具が、いろいろ選べて、しかも安いということです。今、まちの文房具専門店がなくなっていくし、スーパー等の文房具店では、物足りない僕には嬉しいことです。

さて、今回は、シャープペンシルをひとつ紹介しましょう。一般的には高級感があるのは製図用が多いですね。それはそれで、大変魅力的なのですが、クリエイティブな現場ではともかく、通常のビジネスシーンや、かちっとしたプライベート、つまり簡単にいえば「スーツ」を来ているの場面では少し合わない…という時に、値段も手頃で、存在感のいいものを紹介します。実はシャープペンシルというのが難しい。ボールペンや万年筆のほうが選択肢がある。

おすすめるのが「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル」です。パーカーはイギリスの会社で、世界的に代表的な筆記具ブランドにひとつです。その中で本シャープは1000円程度でネット通販で入手できます。

全体が金属製ですが、細いので重くありません。シンプルなデザインに、クリップ部分がパーカーのマークになっているのが良いアクセント。これなら、普通のビジネスシーンや、スーツを着るようなプライベートに違和感のないものです。

お役に立てば幸いです。
 

ishikawa

Text by  メディア・リサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

 

 

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