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NEWS

NEWS No.180105「ワニワニクラブ 絵本読み聞かせ会」

2018.01.20

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「本」を知らない人はいないと思う。
ただ、共通認識としての「本」というは難しい時代ではないのか?。
メディアとしての本。

「絵本の読み聞かせ」に行ってみた。子供むけのものだ。それはNPO法人が主催するもので、その法人のスペースに隣接うしている市の図書館で、平日のお昼の少し前の20分間におこなわれた。僕はこういったイベントに参加するのは初めてだった。子供の頃に体験した記憶はない。多分、保育園に行っていた頃に体験したような気がしますが、もう忘れてしまったのだろう。

今回の読み聞かせは、まだ幼稚園、保育園前のお子さんがメインだった。開始時間になると担当の方が3人程度登場た。お客さんの前に立って「はじまるよ〜 はじまるよ〜」とアクションをおこなう。それは、子供でも簡単に真似ができそうな動きで、子供も親と一緒に真似をする。そうして子どもたちの興味を惹いたところで、読み聞かせがスタートする。

最初に登場したのは、いろいろな動物が「ジャンプ」するという絵本。動物が本の見開きいっぱいに登場していて、ページをめくるとぴょーんとジャンプしている絵になる。子供はジャンプするページになると、自分自身や親の手を借りてジャンプする動作をおこなう。これがワンセットで、ほかさまざまな動物が登場する。同じ繰り返しとなる。

次の絵本は「だるま」が登場して、ページごとに表情やスタイルが変わっていくものである。ここから純粋に絵本を読み聞かせる形になるが、この絵本もストーリーよりも、ビジュアルの展開で興味を惹かせるものである。そして、最後に完全にストーリー性のある絵本の読み聞かせとなった。読み聞かせの後、代表の方とお話をさせていただいて、本法人の「本を好きな子をつくりたい」という想いというのがとても伝わってきた。

ここで僕が思ったのは「本」ってなんだろう?とことである。正直、本というのは僕には身近すぎてよくわからない。自分なりに本とは付き合っていると思う。本はリビングにも、枕元に置いてあって、ページを開くのは人生の楽しみのひとつである。

しかし、世の中の共通認識として「本」とはどうなのだろうか。世代を超えたそういったものが今あるのだろうか?これだけテレビやインターネットを使ったデジタル・メディアがある時代の本とは。枕元にスマートフオン。リビングにPCパッド。それが自然な人もいるだろう。「本」と「電子書籍」が兄弟なのか、実は他人なのか。電子書籍の読み聞かせ会は成立するのか??

客観的に「本」を考えてまた記事を書きたい。
「本を好きな子を育てたい」という代表の言葉は、心に残っている。

ishikawa

Text by  メディアリサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

ワニワニクラブ 絵本読み聞かせ会
2018年1月16日   11:40 –  12:00
室蘭市/図書館輪西分室
http://waniwani.blog.jp/

 

 

 

REVIEW

NEWS No.180102「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル(0.5mm)」

2018.01.10

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「書く」のと「入力」することは、
内容に影響を与えるのか?

お正月休みは静かに終わる。まるで、雨の日の涙のように…みなさまおかがお過ごしでしたでしょうか??僕はぼんやり過ごしました。おそこから、がんばって記事を書いてみました。

デジタル時代の今ですが、ここ10年くらいは、アナログな文房具も再評価されている気がします。

今でも手帳売場は文房店にとってはシーズンにはいい時期に置かれてますし「ほぼ日手帳」というヒット作もあります。モールスキン等の紙ノートやロディアのメモ帳も人気です。

こうしたアナログ文房具の存在は、デジタル時代でも、まだまだ大丈夫かなと思ってます。という訳で、今年は時々、僕のおすすめ文房具を思いつくまま紹介していきたいと思います。それも、インターネット通販で入手できるものにします。

ネット時代になって良かったな、と思うのは高級文房具が、いろいろ選べて、しかも安いということです。今、まちの文房具専門店がなくなっていくし、スーパー等の文房具店では、物足りない僕には嬉しいことです。

さて、今回は、シャープペンシルをひとつ紹介しましょう。一般的には高級感があるのは製図用が多いですね。それはそれで、大変魅力的なのですが、クリエイティブな現場ではともかく、通常のビジネスシーンや、かちっとしたプライベート、つまり簡単にいえば「スーツ」を来ているの場面では少し合わない…という時に、値段も手頃で、存在感のいいものを紹介します。実はシャープペンシルというのが難しい。ボールペンや万年筆のほうが選択肢がある。

おすすめるのが「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル」です。パーカーはイギリスの会社で、世界的に代表的な筆記具ブランドにひとつです。その中で本シャープは1000円程度でネット通販で入手できます。

全体が金属製ですが、細いので重くありません。シンプルなデザインに、クリップ部分がパーカーのマークになっているのが良いアクセント。これなら、普通のビジネスシーンや、スーツを着るようなプライベートに違和感のないものです。

お役に立てば幸いです。
 

ishikawa

Text by  メディア・リサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

 

 

NEWS

NEWS No.180101「500m美術館がみた札幌国際芸術祭2017」

2018.01.07

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芸術祭を成功させるには、
「芸術祭がやっていない期間」が大事だと思う。

タイトルどおりことを僕はいつも思っています。僕は他の「お祭り」はわかりませんが、芸術祭については、やや極論ですが芸術祭の直前でもない「芸術祭がやっていない期間」が一番大事だと思うのですよ。

これは単純に「芸術祭広報をがんばる」ということと少し違う。ただ単に「芸術祭がある」ということを知らせるのでは足りなくて、札幌に住む人や会社が「芸術祭」っていいな、という「近づく気持」を作り出すことなんです。凄く難しいと思います。「アート」だから。

アートとは時代とともに変化していくものですし、知識も必要になる分野です。そして、決して趣味や仕事ではない限りアートは決して日常的なものでもない。でもね、別に札幌市民がみんなアートの専門家になれ、ということではないのです。ただ「札幌はアートのまちだよね」ということを市民が基本認識してもらうことなんです。

僕は昨年の札幌国際芸術祭で、大通やススキノエリアの商業ビルの空間をつかって展示をしたことが、とても素晴らしく「札幌らしい」と思った。札幌は、郊外のモエレ沼公園や、芸術の森は国内でも有数のアートスポットだと思うけど。やっぱり中央区中心部のテレビ塔、大通公園があり、北最大の繁華街すすきのがくっついた「地方都市」の姿が札幌だと思うのですよ。

だから、次回もメインはかならずこのエリアの展示を重視して欲しい。同時に、このエリアで「芸術祭ではない期間」でも小規模でいいから「まちの中のアート展示」をやって欲しい。もちろん「500mm美術館」は、まちの中のアート展示として素晴らしい。これをもっと拡張して欲しい。すすきの駅や、西11丁目駅でもやってほしい。

また、市役所や区役所の市民が一番利用する場所に、常にアート展示があるような状態をつくれないだろうか。また、クロスホテルやグランドホテルがやっているようなロビーでのアート展示が、もっと市内のホテル等の宿泊施設で常設できないだろうか。きちんとキュレーションされた作品が1〜2点でもロビー等に常設であれば、それは「札幌=アートのまち」という印象を残せると思うのだ。

500m美術館では、昨年の札幌国際芸術祭2017を振り返る展示がおこなされている。その内容は、ふたつある。ひとつは参加アーティストが描いたスケッチ、プランドローイング、 模型、作品の一部や作品制作の過程を紹介。もうひとつは、写真で、各会場の作品展示やプロジェクト、イベントなどを展示。芸術祭の先駆けとなった札幌ビエンナーレ・プレや札幌国際芸術祭2014のアーカイブ、北海道美術史年表なども展示されている。

本展示、札幌というまちの「芸術祭をやっていない」期間の素晴らしい広報活動だと思う。地下鉄構内にある本展示を道ゆく人がこれらを見て「今札幌はアートをがんばっているんだ」ということを一人でも多くわかってもらう機会だと思う。それは、次回の芸術祭の成功につながるカギになると思うのだ。

ishikawa

Text by  メディアリサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

「500m美術館がみた札幌国際芸術祭2017」
会期:会期 : 2017年11月3日(金)〜2018年1月16日(火)
会場:500m美術館(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース内)

 

 

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