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NEWS No.16075-3「札幌の美術館・ギャラリーリスト」2016.12.04現在

2016.12.07

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NUMERO DEUX NEWS 1675-3 札幌のアートなニュース。

札幌の美術館、ギャラリーリスト。更新予定。
僕のふんわりなコメントつき。

「今日はアートを見に行くか」そんな時に札幌にある美術館、ギャラリー等アートスポットのリスト作ってみた。更新していく予定です。みなさんのお役にたてば幸い。実はかなり自分のため。こういったリストは、珍しくもないので僕のふんわりなコメントもつけた。


01
500m美術館 http://500m.jp
2006年よりある札幌市運営のギャラリー。地下鉄大通駅〜バスセンター駅までの地下通路の壁面にある。そのため開館時間は7:30~22:00で無料・無休という。「思いついた時にいつでも行ける」のが素敵。内容も国内外の作家を扱ってます。ひとつの企画の期間も長めなのも特徴かな。すべてみると結構心地よい疲労感。これを見た流れでバスセンター駅着いたら、8番出口から歩いて5分ほどで、札幌ファクトリーに行くことができるので、行ってみるのもいいかも。

02
クラークギャラリー+SHIFT
 http://www.clarkgallery.co.jp
海鮮を買ったり、食べることができる札幌の観光スポットのひとつ二条市場。そのエリアの中にあるアートなアイテムを扱うお店ミュージアムの2階にある。作品のことで知りたい事があれば、1Fのスタッフに気軽に聞いてみよう。作品の購入も相談できる。また、ここは札幌から世界のアート情報を発信するウェブマガジンシフトの事務所もあるのですよ。隣に菊池恒琲。近くにクラブのゲットーもあるよね。

03
CAI02  http://cai-net.jp
札幌地下鉄大通駅1番出口に直結の飲食ビルにある。札幌では現代美術系について代表的なギャラリー。カフェも併設。夜間のアートスクールも運営している。日曜はお休みだけど、23時まで営業しているのは嬉しい。また、本ギャラリーのあるビル1階南側から出ると、正面にあるビルの2階にあるタイ料理のお店サイアム、おすすめです。ランチもやってます。そこから東急ハンズも近くて好き。

 

……04以降、順次更新していきます。
また、お会いしましょう。

 
Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

NEWS

NEWS No.16074-2「風間天心『Ebb-Ripple-2300』」

2016.12.03

風間天心
NUMERO DEUX NEWS 1674-1 
札幌のアートなニュース。

僧侶のメディア性
そして、アートとの共有。

僕がお坊さんに会う。いつもはお盆くらい。その時間、お経を含めて30分くらい。でも、不思議にそのことをよく憶えている。ひさびさの正座。僕にはお経は一種のサウンド。それが終わった後の僧侶の言葉、シンプルな話の中に自分の心に残る。そう、話はある意味聞いた事のあるような内容。だが、凄く心に伝わる。それは僕は僧侶のメディア性だと思うのだ。ネットどころかラジオ、TV、商業印刷物も無い時代から、僧侶は人であり「メディア」であったと僕は思う。

風間天心( かざま てんしん)は、1979年、北海道東川町生。美術家、僧侶。2006年に第9回岡本太郎現代芸術賞に入選。2011年武蔵野美術大学パリ賞によりパリ市「Cité Internationale des Arts」に滞在。個展の開催および国内外でさまざまなアート企画にも参加している。宗教と芸術を分け隔てることなく、その目的を共有できるものと考え、表現をおこなっている。

本展示では、僕たちの生活馴染み深い、のし袋やのし紙に使われる「水引」を素材にした作品。馴染み深いと僕は書いたけど正直、その僕の知識はあまりに浅い。本作の説明で中国から伝わり、仏教でも神道でも使われるのは初めて知った。そう知って見ると、異国性と日本性がマッチングしている。それは実に現代的な表情があるのがわかる。そして、それをアート作品として引き出しているのが、風間天心の作家性。そして、編集者的構成力だと思うのだ。これは、僕に心に残る。

僧侶が芸術家。僕はそれが自然なことに感じる。それはきっと、あらかじめ予定された、そう思えるのだ。意外性より、しっくりくる感じ。話を最初に戻すと、僧侶はメディアである。そして、アーティストでもあった。札幌駅の中でそれがわかった。

Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

「風間天心『Ebb-Ripple-2300』」
期間:2016年9月1日(木)~2016年11月30日(水)
場所:JRタワー1階 東コンコース
http://www.tengshing-k.com/

 

 

NEWS

NEWS No.16073-1「前田麦exhibition「自由研究-INDEPENDENT RESERCH」」

2016.12.01

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NUMERO DEUX NEWS 1673-1 
札幌のアートなニュース。

本当に自由研究。
本気の自由研究。

小学校のころ自由研究というのは苦痛だった。僕の話だ。それには、いくつか言い訳がある。それはタイトルほど自由ではなかったし、そんなことより、テレビを観たかったのかもしれない。でも、先生に反抗することができず、アサガオの観察日記をつくった。なんの思い入れのないまま…

それから、いくつかの卒業アルバムを重ね、履歴書を作り長い年月がたった。不思議なことに大人なるほどクリエイティヴ、企画、表現というカタチで「自由研究」の魅力がわかってくる。ただ、残念ながら今、僕に自由研究の宿題を出す先生もいないし、とっても長い夏休みもない。残念だ。でも、続けるしかないのである。僕としては。

前田麦は1974年生まれ。札幌生まれ・在住のイラストレーター/アーティスト。アートディレクションもおこなう。2005年よりフリーランス。その表現はイラストだけではなく幅広い。そのひとつとして、リボンを動物等をモチーフにした作品リボネシアがある。さまざまな展示企画にも参加。個展は「前田麦 初個展 ” NO CONCEPT “」(2009年)から、今回7年ぶりの個展となる。

僕が前田麦に感じることは、アーティストであり「研究家」だ。彼に出会うと、いつも新しいアート作品のアイディアが聞けて楽しい。それは、身近なさまざまな素材を使って。彼は素早くプロトタイプを制作し発表する。アイディアを実体化する、というのは実に手間な作業。 ここで実際にやるか、やらないか、で大きな差が生まれると僕は思う。

前田麦はアイディアがあれば、やらずにはいられない感じが僕は好きだ。今回の展示は作品の魅力はもちろんだけど、彼のアイディアから作品までの、テンポの良い躍動を感じる。そこには実に「作りたいから、作る」というシンプルで(でも、難しい!)ことを、軽々と乗り越えた作品がある。その点はクリエイティヴの姿勢として学ぶ部分もあった。彼の自由研究は続く。僕も続けよう。

Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

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 前田麦 exhibition「自由研究-INDEPENDENT RESERCH」
会期:2016.11.18(金)-11.27(日) 12:00-19:30
会場:space SYMBIOSIS(南2西4)
http://bakumaeda.tumblr.com/
http://www.bakumaeda.net
http://www.ribbonesia.com

 

 

 

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