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毎日の字間

毎日の字間 2014.05.17「7月よりの講座のコト。7/9第1回講座 はじめに:趣味を発信する魅力 」

2014.05.18

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2014.05.17「7月よりの講座のコト
7/9第1回講座「 はじめに:趣味を発信する魅力 」について
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【募集中 5月25日(日)まで!】
「あなたの趣味を発信しよう!~ブログ・フリーペーパーの作り方~」詳しくはhttp://numerodeux.net/?p=10954

前回は7月2日の講義前のオリエンテーションの話でしたね。今回は7月9日の第1回目の講義「はじめに:趣味を発信する魅力」について講義イメージをお伝えします(あくまでイメージで多少変更の可能性もあります)。

まずは、メディアづくりの楽しさ、それによって広がる自分の世界、といったお話ができればと思います。今回の講義全体の総論的なものになるかと思います。

次回は、第2回の講義「ブログやSNSの活用(1)」について書きたいと思います。

石川伸一(NUMERO DEUX)

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毎日の字間

毎日の字間 2014.05.16「猫とフライパン」 

2014.05.16

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「猫とフライパン」
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その猫Aは持っていた▼ちいさなフライパンを▼猫は「穴」が欲しかった▼「穴」はとっても素敵だとコーヒー自動販売機の取出口に住むケチな猫Rから聞いたのだ▼猫Aにとって、フライパンは無意味だった▼なぜなら、猫Aは炒め物をしないからだ。▼猫Aはその小さなフライパンを手鏡のように眺めたり▼フライパンの上に座ってみたりしていた▼猫Aの欲しいものは「穴」だった▼ケチな猫Rに会いに行った▼そして、話しかけた「このフライパンで『穴』を教えてくれませんか?」▼「いいよ」。そう言って猫Rはフライパンの上にぴょんと座り込んだ▼『これはもらったよ」と猫R▼猫A「それで『穴』のありかを教えてくださいよ」▼「はは」と猫Rは笑った▼そして続けた▼「もう、とっくに『穴』の中にいるって」▼「そうでなきゃ、猫がフライパンなん持ってないだろう?」
石川伸一(NUMERO DEUX)

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毎日の字間

毎日の字間 2014.05.15「穴」 

2014.05.15

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「穴」
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帰宅の途中▼自宅まであと10分▼びっくりした▼道の真ん中に穴が空いていたかあ▼大きい▼車も入りそうだ▼僕は穴を覗き込んだ▼穴はどこまでも暗闇であった▼落ちてた空き缶を放り込んでみた▼空き缶は暗闇にとけ込んで、消えていった▼そばにあった放置自転車もほうり投げてみた▼両方とも穴の中に、音楽のように僕の視線からフェードアウトしていった▼音楽のようにと表現したけど、音はなかった▼世の中にはたくさんの穴がある▼いろいろな場所に、地面に、空に、身体の中に▼それらは暗闇であり、音がない▼車のクラクションが聞こえた、青い空が見えた▼穴はなかった▼ゆらぎ、夢想、妄想▼僕は帰路を急いだ。
石川伸一(NUMERO DEUX)

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