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「母の日」
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母の日であった▼よく考えてみると「母の日」という概念がよくわからない▼なぜ「母」と「日」は結びつくのか▼なぜ、カーネーションなのか▼もちろん、歴史的経過はあるのだけどね▼そう考えれば、他の記念日もよくわからない▼でも、特に「母」の日というのが僕が気になる▼今日は母の日▼昨日は母の日ではない▼明日も違う▼ピンポイント感があるよね▼ただ、理解できるのは、母の日だから、という理由でカーネーションを持って実家に行く▼その行為はいいことだと思う▼母の日は正しいね。
石川伸一(NUMERO DEUX)

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「風の日」
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今日は風は強かったです▼歩いていると、ホコリが目に入りました▼花粉も入った気がします▼目がかゆくなりました▼そういう時も掻いてはいけません▼でも掻いてしまいました▼少し、すっきりしましたが、目がゴニョゴニョして長期的には良くない感じです▼風が強いと体感温度も寒く感じます▼日光は適度にギラギラ▼でも、あまり良い気分にならない▼ようやく目的地のカフェに着いたよ▼西１１丁目駅▼地下への階段を降りて自動ドアから入る▼地下なので当然、窓のない空間▼薄暗い照明▼空いている席に座ると気分がとっても落ち着くね▼まるでオアシス▼人工の空間にも僕は素敵な心地良さを感じた。そこにはお店の人の心がある▼カフェオレを注文した▼良い時間がはじまる。

石川伸一(NUMERO DEUX)

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「損得感情」
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白黒つけよう▼はっきりさせよう▼損はしない▼魅力的なフレーズである▼その価値判断を上位に置いて、生きられたら、気持ち良いと思う▼ただ、僕には無理だ▼白や黒よりグレーが好きだしね▼なんて脱線しないで考える▼はっきりと生きるのはとってもツライ生き方なんじゃないかな、と僕は思う▼少なくても僕はそうだ▼僕は基本的に、いろいろなことが曖昧でも生きいける▼それは身の回りの曖昧さを許容するということ▼その結果、なんか損をしたような時もあるけど、それが自分のことだけなら「まぁ、いいか」と許してしまう▼人生の半分は損のような気がする▼もう半分が得ならそれでいい▼見返りを求める量と見返りを与える量▼世の中で、その求める量が多ければ、得するはずがない▼そもそも、僕は何が得か、何が損がわからなくなることがある▼なぜなら、損から得が生まれた経験があるから▼損得勘定は本当はかなり難しい▼迷ったら僕は損なカードで行く時がある▼意外とそれが良い場合もある。

石川伸一(NUMERO DEUX)

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