暖簾って、いいなと思う。それ自体はつっかえ棒のような本体に店名の入ったヒラヒラとした布があるにすぎない。でも、その機能がとっても重要だ。まず、お店とその外を区切る重要な役割。国境のようなもの。または、無ければお店が開店していないシグナル。暖簾をくぐのは、そこに記された世界に入る儀式。接触がある。そこが西洋的な看板にはない味わいである。くぐりたくなってきた。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)
暖簾って、いいなと思う。それ自体はつっかえ棒のような本体に店名の入ったヒラヒラとした布があるにすぎない。でも、その機能がとっても重要だ。まず、お店とその外を区切る重要な役割。国境のようなもの。または、無ければお店が開店していないシグナル。暖簾をくぐのは、そこに記された世界に入る儀式。接触がある。そこが西洋的な看板にはない味わいである。くぐりたくなってきた。
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SF作品。ストーリーは環境調整の失敗により、地上は人の住めない冷凍都市となった。生き残った人々は、世界を横断し、自給自足が可能な高性能列車に乗って生き残っている。そこ階級対立がある。最後尾の車両にいる下級階級は革命をおこすべく、先頭車両にむかう…いわゆる「地球に上に人が住めない世界モノ」というジャンルで、普通は人々は地下とか、軌道上や月とか別の天体に住んでいるのが一般的だけど、それが「列車」というのが、かなり無理無理な設定だけど、なんともユニーク。それも、止まることもなく世界一周が可能なレールがあり、それをくるくるまわっているというのがなんとも。その設定を、まぁ映画だからと軽く流せた僕としては、とても楽しめた。最後尾から、先頭車両のボスまで、ひとつひとつの特徴ある車両(水タンク、監獄、植物園、学校、レストラン、クラブとか)を戦いながら突破する過程はおもしろい。また、暗視スコープや曲線部での車両同士での遠距離銃撃のエピソードはかなりシャレたシーンで良かった。ラストも、紋切り型ではない味わいもあり、娯楽作品としての完成度もあるかと思う。主役が少し地味かな、という感じはしたけど。
地上滅亡&階級闘争のあたらしい切り口『スノーピアサー』。興味があったら、観てみてください。レンタルにあるかなと。YouTubeに予告もあるかと思います。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)
根本的な問題というのは、世の中に多すぎる。それは大変難しい問題だから、トラブルが起きても根本に手をつけないまま、放り出される。問題を少しだけ掘り返して、手をつける。根まではいかない。だから、根本的な問題は根本的に解決はされない場合が多い。そもそも、根本の定義ができないと、根本の解決は難しいもの。ある問題における、根本を定義しない(面倒くさい、手間がかかりすぎる)ことによって、根本はより強固な根を張ったまま放置される。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)