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「年代というカテゴリーの意味」
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「今の若い者は…」なんてことは、さすがにいいません。いえません▼それでも、人について年代、年齢層、ジェネレーションというカテゴリーで物事を判断しようと思うことはあります▼きっと、それは考えやすいからでしょう▼それで、正しいと思う時も、違うなと思う時もあります▼人とは結局「個」であるので、それをひとくくりに判断するのは難しい。これは原則論▼でも、人は環境に影響を受けることで変化します▼そして、その同様の環境を多数の人が受ける場合がある。すると人は、一定の同じ影響を受けた「人たち」となる▼すると、そこから「カテゴリー」が意味を持ちはじめる▼でも、結局は玉虫色ではないか。カテゴリーというのは平面的ではなく▼でこぼこした三次元かと思う。突起やくぼみを読み取らないといけない。
▼石川伸一(NUMERO DEUX)——————