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毎日の字間

毎日の字間 2014.11.28「パフェの底にあるもの」

2014.11.28

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「パフェの底にあるもの」
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パフェが好きだ▼新しいカフェに行って、メニューをみせてもらう▼すると、パフェがある▼すると進めべき思考は2つ▼今食べるか、次回食べるかそれだけである▼カフェは、まずコーヒーうまいと嬉しい。雰囲気も良ければもっと楽しい▼そして、これからは特別枠だけどパフェがあれば、もっと嬉しい▼世の中進歩しても、パフェだけはなかなか家では食べれない▼そして、パフェはお店によって微妙な違いがあって興味深い▼おいしいパフェを食べる。パフェの底が見えてくる。そこも細いスプーンで最後までアイスクリームをすくいとる▼完全に底がみえて▼ああ、なぜか満足感と罪悪感があるのは▼僕がまだまだ、いろいろなことにとらわれている人間だからだろう▼石川伸一(NUMERO DEUX)——————

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毎日の字間 2014.11.27映画の琴(コト)「ノーカントリー」

2014.11.27

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映画の琴(コト)「ノーカントリー」
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ストーリー:主人公は麻薬取引の大金を横取りするが、それを取り返そうとする奇妙な武器を使う殺し屋に追われることになる…

感想:監督のコーエン兄弟というと、僕はカルトなところから出てきた監督、という印象だけど、年月を重ねすっかり巨匠という風格があると感じている。近作でもやはりカルト風味の奇妙さが感じられるのは素直に楽しい。魅力的だと思う。さて、本作はサスペンスとして、殺し屋を演じるハビエル・バルデムの演技には圧倒されるし、同時にトミー・リー・ジョーンズの演じる老保安官のドラマパートでの姿に安心もする。その結果、作品をとっても観やすいものにしている▼シリアスな作品だし、いろいろ深読みもできるのも興味深い。Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)————–

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毎日の字間 2014.11.26「野菜の値段を知る。世の中を知る」

2014.11.26

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「野菜の値段を知る。世の中を知る」
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「野菜が高くなった、お肉がやすくなった」▼昔、僕はこうした会話って、ばからしいと思っていた▼いやいや、そこまではいかないけど▼もっと、大切なことがあるだろう!と内心では思っていた▼そのことは今は恥ずかしい▼「食材の値段を語る」というのは、かなり大切なことだし▼生鮮食品の相場を知っている、というのは人間にとって実に必要な「教養」だと思うのだ▼どんなに世の中の出来事をアカデミックに語ることができても▼スーパーに売っているキャベツの価格推移についてと語れないと▼いけない気が個人的にしている▼さて、スーパーに行こうか▼石川伸一(NUMERO DEUX)——————

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