――――――――――――――――――
「パフェの底にあるもの」
――――――――――――――――――
パフェが好きだ▼新しいカフェに行って、メニューをみせてもらう▼すると、パフェがある▼すると進めべき思考は2つ▼今食べるか、次回食べるかそれだけである▼カフェは、まずコーヒーうまいと嬉しい。雰囲気も良ければもっと楽しい▼そして、これからは特別枠だけどパフェがあれば、もっと嬉しい▼世の中進歩しても、パフェだけはなかなか家では食べれない▼そして、パフェはお店によって微妙な違いがあって興味深い▼おいしいパフェを食べる。パフェの底が見えてくる。そこも細いスプーンで最後までアイスクリームをすくいとる▼完全に底がみえて▼ああ、なぜか満足感と罪悪感があるのは▼僕がまだまだ、いろいろなことにとらわれている人間だからだろう▼石川伸一(NUMERO DEUX)——————