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映画の琴(コト)「コロニー5」
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ストーリー:未来。天候のコントロールが失敗。地球は氷河期に。生き残ったわずかな人々は、地下コロニーをつくって、なんとか生き残っていた。ある時「コロニー5」から救援信号を受信。主人公らは救援のため極寒の世界を歩いていく。コロニー5に何が起きたのか…
感想:ハリウッド映画ふうのカナダ映画。本作での脇役、ローレンス・フィッシュバーンは主役よりギャラ高そう。でも、主役にはできない。この人は常に「名脇役」という感じがする。これは悪口ではなくてキャラクターの問題だと思う。仮に主人公として考えると観客がどうにも感情移入しづらいのだ。何考えているかわからないでしょう。良い人にも悪役にも思える。
この欠点は脇役には最大の魅力となる。主人公にはある程度のわかりやすさが必要なのだと思う…本作の青年主人公は普通過ぎてややもの足りない。観終わった後の感想はどこかで観た感じのSFホラーというところか。でも、フィッシュバーンの存在によって映画のレベルが2つぐらいあがっている。Text & by 石川伸一(NUMERO DEUX)————–