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NEWS 報告「2019.4.19 公式『第3回室蘭ハタモクcafe〜学校のやくわり』

2019.04.24

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学校ってなんなの?
役立つの?
意味ないの?
行かないといけないの?

疑問はいっぱい
しかも、とっても大事な問い
ところで
この答えは誰が教えてくれるの?

きっと、この答えは
出すのは難しい
だって、わからないよ

わかるのは、
自分・学校・社会
がつながってわかる、かもしれない

報告『2019.4.16 公式第3回室蘭ハタモクカフェ』 を開催しました。
今回、僕は運営をやっています。本ミーティングの感想を書いてみますね。

今回は社会人5人と学生さんひとりでで楽しくお話しました。今回は「学校」というテーマがメインになりました。みなさんそれぞれの高校生活の思い出、そしてこれからの高校のあり方についてお話をしました。

僕は自分の経験からは高校生活というのは「閉じた空間」ではありました。僕の通っていた高校は札幌市内の郊外にあり、まわりにはぽつぽつと住宅があるだけの場所でした。

新設校であったので、学校の伝統やカラーというのも卒業まで感じることがありませんでした(というかそれは自分たちが作り出すべきだったのですね。そんなことはまったく思わない3年間)。

参加者の方には伝統ある高校の卒業生の方もいて、高校時代にはその学校の「伝統」について語り継がれていることがあったり、その学校の生徒であることがひとつのプライドという雰囲気があったそうです。

自分とちがってビックリ。高校もそれぞれなんですね。頭でわかっていてもこうして直接聞いてみないとわからない。やはり室蘭ハタモク cafeの話はおもしろい。

個人の自由が語られることが多い近頃ですが、自分の学校に対して誇りを持つ、ということは僕は良いことだと思っています。その結果、自分の行動に責任に持つという気持ちになれると思う。集団でも良い方向の気持ちの持ち方はある。

個人主義とか組織(全体)主義という考え方は極端であって、人はどっちかだけでは生きられない。例えるなら、水だけで生きるとか、空気だけで生きるとかと同じ。

極論というのは時には、わかりやすく、スッキリするけど、個人主義だけとか、組織(全体)主義だけでは、必ず歪みが起きると思う。

結局、人生は個と組織(学校・会社)と自分なりの折り合いをつけて、「自分なり」に生きていかないといけないと思います。ほどほどに生きる。その「自分なり」ということが一番難しいのだけど、こればかりは自分が中心になって考えていくしかない。

もちろん、他者の意見を聞くのは大事だし、すべき。でも、決めるのは自分。

さて、学校の役割なんですが、今回のハタモクの参加者の意見を聞いて、一番素敵だなぁ、と思ったのは学校というのは、これ以上先生が具体的な知識を提供する場というより「モチベーション」(動機付け・目的意識)を与える場所ではないか、ということ。

やさしくいえば先生が高校の外に生徒を連れ出して、いろいろ「社会見学」してあげればいいのかな、と思う。別に先生にその点について専門知識を生徒に教える必要はなくて、社会の一面をみせることによって、少し刺激を与えることができれば十分ではないかな、と僕は思います。

それに、先生の働きすぎは防がないといけない。それを生徒に見せても悪影響しかないと僕は思っている。もちろん、教師の責任は重要だけど、プライベートまで犠牲にする必要はまったくないと僕は思う。

持論だけど、高校は基本的なことに注視すべきであって、ほかになにか必要なら、別の公的機関や、民間会社、市民グループががサポートすべきではないだろうか。ハタモクもそんな役割を果たせればいいと思っている。

でも、先生が無理しない範囲で少し脱線して、生徒たちに「少し学校の外をみせてあげる」先生がいてくれたらとってもいいと思う。僕はそういったことに取り組んでいる先生を応援したいなと思っています。

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<ハタモクとは、室蘭ハタモクcafeとは> 「ハタモク」とは「働く目的」という意味。

NPO法人ハタモク北海道では、道内で札幌を中心に「働く」をテーマに社会人と若者が気楽に話し合うイベント「ハタモク」を開催。そして、今年6月にはじめて室蘭で「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」が開催される。

「室蘭ハタモクcafe」は、2019年6月15日(土)の「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」のPRを兼ねて「軽いお話しよう」「ハタモクのお客さんを作ろう」というコンセプトではじめた小さな集まり。

参加料もなく、出入りも自由。 「きらん」(室蘭市生涯学習センター)のフリースペースを使って、毎週金曜日の17:30よりに室蘭でのハタモクのスタッフである、僕と加藤さんがいるので、興味のある学生さん、社会人が集まって、気軽に「働く」ことや6月のハタモクについて話したり、雑談したりとするちいさなお話会です。

Facebookページ「室蘭ハタモクカフェ」で告知をしています。   「きらん」(室蘭市生涯学習センター)の入って左奥にあるフリースペースでお待ちしています。あなたのお話を聞かせてください。

 

ishikawa
Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。 twitter.com/numeroo https://www.facebook.com/shinichi.ishikawa  Facebookの「いいね」やTwitterボタンなどでひろめてくれると嬉しいです。

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NEWS 報告「2019.4.12 公式『第2回室蘭ハタモクcafe〜就職にブレない』

2019.04.20

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報告『2019.4.12 公式第2回室蘭ハタモクカフェ』 を開催しました。
その様子を紹介します。

仕事をどう決めよう?
インターネットか
企業説明会か
体験談か

これらの中に あなたの仕事はあるのか?
それともあると思うのか?
無いと思うのか?
今の情報社会は 無限とも思える選択肢や夢を提供してくれる

でも、選べるのはたったひとつ
自分を理解して、社会を知る
その中で、自分が素朴にピンと来たものを選ぶのはどうだろう

大切なのはそこに邪心があってはいけない
世の中に近道は少ない
近道とは結果論が多いのではないか

 

「仕事の選択に迷わなかったひとたち」

第二回目の室蘭ハタモクcafeはいつものフリースペースのソファ席エリアでおこないました。このほうが人数に対応しやすいのです。結果的に社会人6名と学生2名が集まりました!

ソフェでは間に合わず、椅子も途中からもってきました。その中で特に印象深かった2人のお話を紹介します。

ひとりは大学生のAさん。彼はもう「自分の就職先は高校時代から決めている」と話してくれました。それは本州にある会社で、その理由を聞いてみると自分の両親がその会社の作るものを使っていて子供のころから愛着があるという。

就職についてはただ夢として希望するだけではなく、もうその企業を調べたり、説明会やインターンに行ったり目的にむかって具体的に活動している。ユーモアもありつつ、しっかりとした口調で話す彼はマインドも良い意味でもう社会人の顔を持っているように感じた。

もうひとりは社会人の女性。「私は就職活動をしたことがないです」と語ったくれた。こう書くと、なんだか自慢気に感じられるようだがそんなキャラクターではない。活動力がありそうだけど穏やかな雰囲気だ。

大学でさまざまなサークル活動で活躍していると、卒業近くになると大学側から、このまま大学の部署で働かないか?と話をいただきそのまま就職。

そのあとの転職も就職活動というより、自分の行きたい方向を目指すとすぐ決まって現在に至っているようだ。

偶然だが2人は、ブレない人だった。Aさんは自分の就職観に決めている考えを持っている人。自分の中で決めているというはとても強い。強さは力になる。

Bさんはこれになりたい!というたしかなビジョンというよりも、その時その時に一生懸命な人。だから結果(仕事)がついてくるから、就職活動をする必要がなかったのだと思う。

選択肢の多い世の中で「迷わない」というのは、
ひとつの重要な技術なのではないだろうか。

次回の室蘭ハタモクcafeも楽しみです。
毎週金曜17:30-19:00 「きらん」(室蘭市生涯学習センター)のフリースペース
でお待ちしています。

 

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<ハタモクとは、室蘭ハタモクcafeとは> 「ハタモク」とは「働く目的」という意味。

NPO法人ハタモク北海道では、道内で札幌を中心に「働く」をテーマに社会人と若者が気楽に話し合うイベント「ハタモク」を開催。そして、今年6月にはじめて室蘭で「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」が開催される。

「室蘭ハタモクcafe」は、2019年6月15日(土)の「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」のPRを兼ねて「軽いお話しよう」「ハタモクのお客さんを作ろう」というコンセプトではじめた小さな集まり。

参加料もなく、出入りも自由。 「きらん」(室蘭市生涯学習センター)のフリースペースを使って、毎週金曜日の17:30よりに室蘭でのハタモクのスタッフである、僕と加藤さんがいるので、興味のある学生さん、社会人が集まって、気軽に「働く」ことや6月のハタモクについて話したり、雑談したりとするちいさなお話会です。

Facebookページ「室蘭ハタモクカフェ」で告知をしています。   「きらん」(室蘭市生涯学習センター)の入って左奥にあるフリースペースでお待ちしています。あなたのお話を聞かせてください。

 

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Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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NEWS「世界を巡るミックス “OPEN PORT CLUB”の新シリーズを聴こう」 

2019.04.14
open port club

インターネットで
世界中のクリエティヴまでが
フラットなるかといえば

そうでもないし、 そうあってはならない
これからもより「地」のアイデンティティは
表現されるべきだと思う
もちろん、ピースフルでエレガントに

そんな素敵な音楽の取り組みを紹介しよう。

OPEN PORT CLUBとは、2016 年 音楽を通じた札幌とベルリンの都市交流プロジェクトとして発足。イベントの開催や出演コーディネートなどのアーティストの交流事業やBerlin Community Radio にて番組を放送。

2018年札幌においてレジデンス事業(アーティストを招待・現地制作してもらうこと)もおこなっている。

そして2019 年。新たなプロジェクトを開始。それは世界 6 大陸の アーティストを紹介するシリーズ。選定は札幌でパーティ”FLOPPY” を主宰、現在はベルリンを拠点でDJや音楽リリースをおこなう DJ/プロデューサーYuzo Iwataと” FLOPPY” 主宰のmomo。

第 1 弾はアジア大陸より、香港の DJ/プロデューサーMr. Ho 。そのサウンドはSoundCloud にてストリーミング配信中。彼はレーベル Klasse Wrecks を Luca Lozano と共に運営。香港のクラブ 宀 (Mihn)でもパーティを主宰。OPEN PORT CLUBのウェブサイトでは彼のインタビューも読むことができる。

僕の私感だが、今回のMr. Hoのミックスは、香港を拠点にするか彼のセンスを感じることができる。その音はトラックの中で時間のゆるやかな流れと日本のテクノポップの優しい部分が感じられる。

ハードフロアむけの音作りではないが、音色の深みはとってもクールだ。聴いていて退屈しない。こういってセンスって、アジア的ではないかな。

ヨーロッパのクラブサウンドは、最終的には個人に対して非常に内向的に「個」問いかけられるのに対して、Mr. Hoのサウンドはあくまで「みんな」に対して向けられていると思う。ぜひ、聴いてみて欲しい。以下で自由に聴くことができる。https://soundcloud.com/openportclub/mrho

OPEN PORT CLUB
http://openportclub.com
 

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