ARCHIVES / ARTICLE

NEWS

NEWS「”OPEN PORT CLUB Mix Series 4月 – Sleep D “」 

2019.05.19
nop

音楽という時間の芸術。
音楽は言語。
変化しながら、デジタル信号になり
世界中をかけめぐり、作品となって僕たちへと戻ってくる。
ミックスという形で。

OPEN PORT CLUBとは、2016 年 音楽を通じた札幌とベルリンの都市交流プロジェクトとして発足。イベントの開催や出演コーディネートなどのアーティストの交流事業やBerlin Community Radio にて番組を放送。

2018年札幌においてレジデンス事業(アーティストを招待・現地制作してもらうこと)もおこなっている。そして2019 年。新たなプロジェクトを開始。それは世界 6 大陸の アーティストを紹介するシリーズ。選定は札幌でパーティ”FLOPPY” を主宰、現在はベルリンを拠点でDJや音楽リリースをおこなう DJ/プロデューサーYuzo Iwataと” FLOPPY” 主宰のmomo。

第2弾はオーストラリア大陸より、メルボルンのエレクトロニック・デュオ Sleep Dによるミックス。彼らはレーベル “Butter Sessions”の運営もおこなっている。彼らのミックスは、クラブのちいさな「箱庭芸術」だと感じた。一晩のパーティの流れがパッケージされて、僕たちは自宅で、またはお気に入りのポータブルデバイスで楽しむことができる。目つぶれば、またはフラットな風景があれば、僕たちは彼らの音のホログラムに没頭できるのだ。

OPEN PORT CLUBのウェブサイトでは彼らのインタビューと今回のミックスへのリンク(Soundcloud)があります。

OPEN PORT CLUB
http://openportclub.com

 

ishikawa

Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。
twitter.com/numeroo
https://www.facebook.com/shinichi.ishikawa
 Facebookの「いいね」やTwitterボタンなどでひろめてくれると嬉しいです。nop

NEWS

NEWS 報告「残すか、残さないか、ではなく生きた記録を残そう』

2019.05.02

fullsizeoutput_577
残すことは
残さないことを否定する
残さないことは
残すことを否定する

残すことは
良いことか?
残さないことは悪いことか?
だれが判断するのか

ちなみに
僕は判断できない
判断できる人もいると思う

おっと訂正
実は、僕が一番興味があるのは
現物よりも心に残すということだ

文化的な価値に着目して、古いものを現実に残すか、残さないか、というのが議論になる場合がある。そこで僕が考えるのは、有志のおこづかい程度で維持できるものなら、それはもう有志でね、今はSNSでもネット決済でもクラウドファンディングもある訳ですから、そいった便利なツールを使いながら、勝手に責任を持ってやればいいと思うのですよ。それはもう、これで終わるお話。

問題は、有志のおこずかいで足りない場合、そこからは2つ手段があって、民間のスポンーサーをみつけて、を営業して、言うことを聞いて手配すること。もうひとつは公的な予算を投入するように国や市に働きかけること。前者は、それもできればそれでいい。最初の有志のこづかいプランの延長線上にあると思う。問題は後者の場合で、国や地方公共団体で維持してください、という場合である。多くの、というかほとんどの地方公共団体は多くの予算がある訳ではない。そんな中で「残してくれ」というのはどこまでできるか?または必要なのか?

ここで、僕に意見があるかといえば、実はよくわからない。こういった場合、僕の中の方法論では、現物を残すとか、残さないというよりも、その「記憶」を残したいという方向に働くと思う。重ねて書くけど、それが有志とこずかいを出し合って維持できるものなら、自分でお金をだしたいと思う、しかし、そうでなければあとはどう「記憶」(メディア)として残すかということである。

僕はね、現物があるか、無いかというのは今後のデジタルの世界でそんなに重要ではないと思っている。重要なのは「記録」を存在させるということでる。しかも、生きている記録を。ほこりをかぶった記憶じゃない。いつでも目の前に現れる記録である。

異論はたくさんあると思う。実体のあるフィジカルな感覚は僕もとても理解できる。だから、フィジカルなところでは「破片」でも残っていればいいかなと思う。

壊されるから、もう終わり
では悲しい
生きた記録を残そう

 

ishikawa
Text by  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
メディアづくり/まちづくり/ひとづくり をテーマに活動してます
twitter.com/numeroo
https://www.facebook.com/shinichi.ishikawa
Facebookの「いいね」やTwitterボタンなどでひろめてくれると嬉しいです。

NEWS

NEWS 報告「2019.4.19 公式『第3回室蘭ハタモクcafe〜学校のやくわり』

2019.04.24

0419hc

学校ってなんなの?
役立つの?
意味ないの?
行かないといけないの?

疑問はいっぱい
しかも、とっても大事な問い
ところで
この答えは誰が教えてくれるの?

きっと、この答えは
出すのは難しい
だって、わからないよ

わかるのは、
自分・学校・社会
がつながってわかる、かもしれない

報告『2019.4.16 公式第3回室蘭ハタモクカフェ』 を開催しました。
今回、僕は運営をやっています。本ミーティングの感想を書いてみますね。

今回は社会人5人と学生さんひとりでで楽しくお話しました。今回は「学校」というテーマがメインになりました。みなさんそれぞれの高校生活の思い出、そしてこれからの高校のあり方についてお話をしました。

僕は自分の経験からは高校生活というのは「閉じた空間」ではありました。僕の通っていた高校は札幌市内の郊外にあり、まわりにはぽつぽつと住宅があるだけの場所でした。

新設校であったので、学校の伝統やカラーというのも卒業まで感じることがありませんでした(というかそれは自分たちが作り出すべきだったのですね。そんなことはまったく思わない3年間)。

参加者の方には伝統ある高校の卒業生の方もいて、高校時代にはその学校の「伝統」について語り継がれていることがあったり、その学校の生徒であることがひとつのプライドという雰囲気があったそうです。

自分とちがってビックリ。高校もそれぞれなんですね。頭でわかっていてもこうして直接聞いてみないとわからない。やはり室蘭ハタモク cafeの話はおもしろい。

個人の自由が語られることが多い近頃ですが、自分の学校に対して誇りを持つ、ということは僕は良いことだと思っています。その結果、自分の行動に責任に持つという気持ちになれると思う。集団でも良い方向の気持ちの持ち方はある。

個人主義とか組織(全体)主義という考え方は極端であって、人はどっちかだけでは生きられない。例えるなら、水だけで生きるとか、空気だけで生きるとかと同じ。

極論というのは時には、わかりやすく、スッキリするけど、個人主義だけとか、組織(全体)主義だけでは、必ず歪みが起きると思う。

結局、人生は個と組織(学校・会社)と自分なりの折り合いをつけて、「自分なり」に生きていかないといけないと思います。ほどほどに生きる。その「自分なり」ということが一番難しいのだけど、こればかりは自分が中心になって考えていくしかない。

もちろん、他者の意見を聞くのは大事だし、すべき。でも、決めるのは自分。

さて、学校の役割なんですが、今回のハタモクの参加者の意見を聞いて、一番素敵だなぁ、と思ったのは学校というのは、これ以上先生が具体的な知識を提供する場というより「モチベーション」(動機付け・目的意識)を与える場所ではないか、ということ。

やさしくいえば先生が高校の外に生徒を連れ出して、いろいろ「社会見学」してあげればいいのかな、と思う。別に先生にその点について専門知識を生徒に教える必要はなくて、社会の一面をみせることによって、少し刺激を与えることができれば十分ではないかな、と僕は思います。

それに、先生の働きすぎは防がないといけない。それを生徒に見せても悪影響しかないと僕は思っている。もちろん、教師の責任は重要だけど、プライベートまで犠牲にする必要はまったくないと僕は思う。

持論だけど、高校は基本的なことに注視すべきであって、ほかになにか必要なら、別の公的機関や、民間会社、市民グループががサポートすべきではないだろうか。ハタモクもそんな役割を果たせればいいと思っている。

でも、先生が無理しない範囲で少し脱線して、生徒たちに「少し学校の外をみせてあげる」先生がいてくれたらとってもいいと思う。僕はそういったことに取り組んでいる先生を応援したいなと思っています。

fullsizeoutput_56d

<ハタモクとは、室蘭ハタモクcafeとは> 「ハタモク」とは「働く目的」という意味。

NPO法人ハタモク北海道では、道内で札幌を中心に「働く」をテーマに社会人と若者が気楽に話し合うイベント「ハタモク」を開催。そして、今年6月にはじめて室蘭で「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」が開催される。

「室蘭ハタモクcafe」は、2019年6月15日(土)の「第300回ハタモク北海道第32弾胆振室蘭版 」のPRを兼ねて「軽いお話しよう」「ハタモクのお客さんを作ろう」というコンセプトではじめた小さな集まり。

参加料もなく、出入りも自由。 「きらん」(室蘭市生涯学習センター)のフリースペースを使って、毎週金曜日の17:30よりに室蘭でのハタモクのスタッフである、僕と加藤さんがいるので、興味のある学生さん、社会人が集まって、気軽に「働く」ことや6月のハタモクについて話したり、雑談したりとするちいさなお話会です。

Facebookページ「室蘭ハタモクカフェ」で告知をしています。   「きらん」(室蘭市生涯学習センター)の入って左奥にあるフリースペースでお待ちしています。あなたのお話を聞かせてください。

 

ishikawa
Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。 twitter.com/numeroo https://www.facebook.com/shinichi.ishikawa  Facebookの「いいね」やTwitterボタンなどでひろめてくれると嬉しいです。

«...10...192021...30...»
ARTICLE

CATEGORY

LATEST ENTRIES

ARCHIVES

CLASSIC CONTENTS

website design by shie sato

SAPPORO ART & DESIGN MAGAZINE NUMERO DEUX 札幌 アート&デザインマガジン ニュメロデュー

copyright @ NUMERO DEUX allrights reserved.
top