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ふりかえり2018年「4月 『好き』とおつきあいする」

2019.01.11

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2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、
今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 4月

あなたは自分が「好き」なことについて、
その理由を説明できるだろうか?

このテーマについて、僕は時々考えるフィーリングとか、感性ではなくて、キチンと文字で説明したいのだ。ただ、その取り組みは難しい頭の中ではグレーのもやがかかっていて、文字にするのを拒まれる。

いえるのは「思考がその人をつくる」といわれるが、「好き」も「その人」をつくる、ということはわかる。その人の「好き」がわかれば「その人」を理解しやすい。まちがいない。

でもね、人は「好き」なことだけやって生きている訳ではない、さらには「好き」と「得意」が必ずしもイコールでもない。人間というのは複雑で、時に単純でもある。これは矛盾ではなくて、分け方が便宜上だからだろう

「好き」とは属人的なことで、「人」にくっついているものだといえる。付属品ではあんまり。パートナーだといえる。ソウルといってもいい。「好き」なモノ、コトとはその人を表現するこちだと思う。意識的なこともあるし 無意識こともあるかと思う。

4月は札幌で素晴らしいプロジェクトにて取材、展示していただいた。
とてもいい体験。その企画とは、

「好きはどこから生まれてくるのか?ー芸術・文化の入り口を探るー」
短めでは「スキドコプロジェクト」という。

「スキドコプロジェクト」とは、札幌にてフリーのPRブランナーである山岸奈津子(クライメイト)がこなっている、企画。文化・芸術について人々はどのように「好き」になるキッカケがあり、それを深めていくのか?ということを調査して発表する興味深い内容。

その方法はウェブでの誰でも参加できるアンケートや、個別のインタビューを実施。そして2018年4月に現在までの報告としてギャラリーギャラリーテラス計画にて「スキドコプロジェクト第一弾企画展『好きを分解する』展」として一ヶ月間展示をおこなった。

僕は彼女がまだフリーになる前の星野リゾートトマムの広報マネージャーの時に、一緒にワークショップの企画をやった縁があり、今回取材をしていただて、その結果をウェブや展示で紹介していただいた。そして、のちに彼女のラジオ番組「スキドコのラジオ FM78.1MHz」 にも出演させていただき感謝している。

自分の「好き」への探求はまだ続きそう。
山岸奈津子の「スキドコ」も応援していきたい。

もともとの記事は以下になります。
「スキドコプロジェクト第一弾企画展『好きを分解する』展」
http://numerodeux.net/?p=18330

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Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。
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ふりかえり2018年「3月 観光とまちづくりはちいさく、いろいろ」

2019.01.09

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2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、

今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 3月

観光やまちづくりは、
考えて、ちいさく、いろいろ。

僕は登別市の議員サポーターをしています。分野は観光系です。登別市議会観光・経済委員会の意見交換に出席しました。2018年3月に開催されました。その内容について、僕が考えたこと書いてきます。

本会議の重要なキーワードとして「全市観光」というのがありました。これは登別全体を「観光市」として捉えて、いろいろな観光手段を考えていこうということです。

まずは、登別というまちについて僕の私感を書いてみます。僕は札幌からここにに引っ越しして、思ったことは、「登別はひろい!」ということ。それに関連して「温泉」だけのまちでもない、ということです。

札幌に住んでいたころの印象は、登別って全体が温泉の硫黄の匂いでつつまれていつ印象がありました。ところが、ところが僕の住んでいる鷲別町は、温泉のイメージなどまったく感じない住宅街。室蘭市のベッドタウン的な場所だと感じています。

僕の住まいから、温泉街まで1時間弱ぐらいかかる感じがします。ほか、登別は酪農や義業も盛んであり、それのブランド化についても取り組んでいるのです。これも住んでみてはじめて知りました。登別というまちを全体で考えれば温泉というのは部分だといえるのです。

会議に話を戻すと、その中で温泉からはなれた場所の住宅街ではどのように「全市観光」に取り組めばいいか?といった話があった記憶fがあります。

僕もこのテーマについて、特に意見は言えませんでした。
会議が終わってから、帰る途中で考えました。

僕は実は見知らぬ土地の観光施設のない「住宅街」を歩くのは好きです。土地の区分の仕方から、実際に立っている家から、その土地の歴史を想像するのは楽しい…こんな人もいるかと思います。でも、いえないのは多数ではないと思うからです。

もう少し現実的に考えてみよう「全市観光」。登別を全体を観光の対象にすることについて。自分の住んでいる鷲別町を考えている。先も書いたけど、基本的に住宅街なのである。ふと、思いついた場所がありました。

それは「鷲別神社」という場所で、海岸沿いのちいさな山にある神社です。本当にちいさな神社で、無人な感じで町内会が運営していると聞いたことがあります。その昔、とっても大きなクジラが獲れてそれを祝って?建てられたようです。

ですので、とってもちいさい神社だけど自然が多く、ピクニック気分でで行ってみるとなかなか楽しい。この神社の先からミニミニ登山ができて海の風景もみれます。おすすめですね。静かだし。はじめて行った時も自分しかいなかった。

こんな感じでちいさくていいから、身の回りお「名所」を紹介できないだろうか?
町内会でやっている「まちまつり」のようなことをもっと対外的に宣伝してもいいと思う。
もちろん、無理をしない範囲で。

そうあまり無理をしないで。

「花火大会」のような大型イベントもいいと思うし、現実的な集客力もある。ただ、平行して本当「ちいさなもの」もあっていいと思うのだ。昔は「ちいさなもの」は、人知れず行われ、埋もれていったものだったと思う。

しかし、今はインターネットのSNS等のメディアによって、そうしたものが注目を浴びることもある。もっと、具体的にいえば、観光地化されていないおところに魅力を感じる人もいると思うのだ。

町内会のちいさなお祭りでいいのだ。
まずは自分たちの楽しい場所を発信してみる。
その楽しそうな雰囲気で、いろいろな外の人がやってくる。
そんなんまちづくりができればいいのではないだろか。

なんかあまり、「コストや時間のかからないことをいろいろやるのがいと思うのですよ。

ネットでも広報誌でもいい。すこしでも「おもしろい」と思った場所を募集してどんどん、紹介していけばいいのではないかな、あんまり完全な形でもなきてもいいし、がんばりすぎなくてもいい

「全市観光」とは「名所」という「点」の間に存在する「ちいさな観光エリア」とつないで「面」にすることだと思う。

もともとの記事は以下になります。
http://numerodeux.net/?p=18119

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ふりかえり2018「2月 デジタルとハンドメイドは戦わない」

2019.01.06

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2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、

今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 2月のこと

デジタルよい、アナログはふるい、ということはなくて、
あるのは表現として、いいか、足りないかということ。

絵本を作ったこと
デジタルとアナログを手をとりあって
進んだほうがいいよね


電子書籍によって、「紙」の本のシェアが減るのは間違いがない 実感がある。では「紙」の本は消滅するのか?それはないと思う。減るけど消滅はない。音楽のストリーミングサービスYouTubeがあっても、アナログレコードが存在しているのと同じ。

紙の本のたしかな存在感や装丁の魅力は、「絵本」というメディアにはかなり相性がいいと思う。もちろん、タブレットやスマホの電子書籍化された「絵本」の便利さや実用性は素晴らしいし、子供の「テクノロジー」への興味の入口といしても素晴らしいと思う。

加えて「紙」の絵本には現実世界の手触りなモノへの興味を開かせるフィジカルな魅力がある。僕は2017年に個人に作家の依頼によって「くものもくもくん」という絵本の制作した。

それに関連してこの2018年の2月、そのPRに室蘭市で開催された複合イベントで、絵本の販売および、絵本の読みき聞かせや、体操パフォーマンス、遊具コーナーを制作・設置させてもらいPR活動をしたのは良い思い出である。子供むけのイベント制作ははじめて。

個人の作家の自己出版による小規模出版物。こうした本はリトルプレスと呼ばれ、静かなブームになってる。これにはパソコンやソフトウェアの発達、低価格によって印刷物のデーターが個人も作りやすくなったこと。

さらに、インターネットの発展によって、地方でも印刷物が安くできる仕組みができたのが大きい。また、テクノロジーをつかわず、まったく手作りも楽しい。手書きで書いて、切り貼りで写真やイラストを入れる。

それをコンビニのコピーでつくるのは「電子書籍」社会では、実にアヴァンギャルドでパンクな創作活動ではないか。これが本当のサイバーパンクと思う、いやスチームサイバーか。

すこし話はそれるが、最近は手芸・ハンドクラフトと呼ばれる、いわゆる「手作り作家」の活動がしやすくなっていると思う。こうした作家さんたちは昔からいたが、インターネットの普及によって、仲間や情報を集めたり、また販売をするサービスを利用できるのは、大きな力になっていると思う。さらにはリアルな販売イベントも告知・集客しやすくなっていると思う。

インターネットというデジタルな最新テクノロジーが、アナログな手作りの作品をとりまく環境に良い影響を与えているのは興味深い。テクノロジーの発達が一見、それに反すると思われる、紙やハンドクラフト作品の「つくりやすさ」「活動しやすさ」に役立っている。

デジタルのグラフィックの世界でも、わざとアナログなタッチを生かした作品も多くみかけるようになってる。これもアナログとデジタルのとても健康的な進化だと思うのだ。

僕はこれからの社会は、全体的にはデジタルな方向が大部分を占めていくとは思う。しかし絵本を含めたアートの世界ではアナログの持つ手の感触のあるものは、アート表現として、僕たちを楽しませてこれからも続いていくと思う。

「くものもくもくん」の制作や宣伝については、
以下にあれこあれ書いてありますので、よかったら書いてみてください、
「 リトルプレス絵本『くものもくもくん』をつくる!」<1.はじまり〜制作>http://numerodeux.net/?p=17956

くものもくのくんライブ

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Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
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