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ふりかえり2018年「6月 水石という(知りたい)世界」

2019.01.18

水石

2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、
今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 6月のコト

石の中に、
自分なりのセンスが 
感じられれば嬉しい。

「水石」とは「すいせき」とよびます。

簡単にいえば「石」を飾って、そこにさまざまなイメージを感じとり、楽しむ行為です。ルーツは中国であり、日本では南北朝時代からあったといわれています。「水石」は、はじめて聞いても「盆栽」はご存知の方も多いと思います。

水石と盆栽は「車の両輪」といわれ、一緒に展示される場合があります。「水石」とは石を室内に飾って、その石からひろがる自然のイメージを感じとるという「山水景石」ちおいう言葉から来ていると考えられています。

水石2

正直、すこしわかりづらい。水石を知ってくると「山水景石」というのが、なかなか味がわかってくるのですが、とっかかりは難しい。だから「鑑賞石」といったほうがいいんじゃないか、という方もいます。それはそれで少し味気ないかなと思います。

僕は3年ほど前に偶発的な出会いがあり、水石をはじめました。
水石の本を読み、交換会で買ったり、石を採ったり、展示を見にいったりしています。そして、盆栽の会に入って、その年の春と秋の展示に室蘭での展示会で出品させていただいてます。札幌での展示会も出品はできそうですが、今はこの2回の展示で十分です。

水石3

今年の6月に「緑寿会 春季盆栽展」無事終了しました。今回僕は「豊似石」を出品。この石は北海道豊似山地で採れる山石。川の石にくらべて尖っていますね。一見、クセがあるのですが、フォルムが山形なので落ち着きはいい。「水石」は石自体の加工はNGなので、ホント見立ての世界だと思います。  もっと勉強していきたい。

ishikawa

Text by メディアリサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)
〜文化とアートとメディアについて考えて、書くのが好きです。
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ふりかえり2018年「5月 『好き』を『メディア化』するワークショップ」

2019.01.14

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2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、
今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 5月のコト

札幌のギャラリー「テラス計画」にて
「好き」を実体化してみた
参加者の表現に驚く

山岸奈津子さんの企画「スキドコプロジェクト第一弾企画展『好きを分解する』展」この展示の中のイベントとして「好き」をテーマにしたワークショップをやらせてもらった。僕の専門はメディアづくりなので、それをテーマにした内容にしたかった。

「メディア」と「好き」は相性がいい。
そこには2面性があって、「好き」なことを紹介されている「メディア」をみる。というのと、「メディア」によって「好き」になる。ということ。相反することにも思えるが、そうでもない。僕たちの「好き」というのは実に「あいまい」で相対的である。

ただ自分で今回のようにワークショップという形で「好き」を「メディア」としてつくるのは何のリスクもないので、実に気軽でやりやすい。

僕は絶対的な「好き」というのはほとんど存在しないと思う。あれば、狂気である。なぜなら、僕は「どんなリスク(犠牲)を払っても『好き』」なことがあるか?と聞かれれば「ありません…」ということになる。みんなそうじゃないかな。だから「好き」とは自分の能力、環境、健康、家族、仕事、生活などなど

ワークショップでは、古雑誌をいろいろ用意して、雑誌から切り取ったものえお素材にして自分の「好き」を表現するA3サイズの作品を作ってもらうコラージュをおこなってもらった。参加者には小5の女に子がいて、実にしっかりと自分の「好き」をビジュアル化していて驚いた。

このぐらいの年齢で「好き」というをロジガルに表現できるのだなと思った。思い起こせば、自分も若いほうが自分の好きをストレートに表現できた感じがする。年を重ねると経験でいろいろなことができるようになる。

視野も広がる。ただ、その中で妥協や挫折も経験していくと自分の「好き」をストレートに表現することは難しくなっているではないか。それはもちろん、仕事や生活を破綻なくおこなうえで必要ことだろう。「好き」だけでは生きられない。

でも、今回のワークショップなように何の利害なく、自分の好きをA3サイズの紙に切りはりしてみる。何のリスクもない行為。思いっきり自分の「好き」好きに向かい合える貴重な機会になるのではないか。

これは日々、自分ひとりでもできること生活の中で「自分はなにが好きなんだろう?」と自問自答することはとてもエキサイティングで意味のあることだと思う。あなたも自宅でやってみませんか?

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ふりかえり2018年「4月 『好き』とおつきあいする」

2019.01.11

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2019年1月。今月は月ことに昨年を振り返り、
今年のことを考えていきたいと思う

2018 年 4月

あなたは自分が「好き」なことについて、
その理由を説明できるだろうか?

このテーマについて、僕は時々考えるフィーリングとか、感性ではなくて、キチンと文字で説明したいのだ。ただ、その取り組みは難しい頭の中ではグレーのもやがかかっていて、文字にするのを拒まれる。

いえるのは「思考がその人をつくる」といわれるが、「好き」も「その人」をつくる、ということはわかる。その人の「好き」がわかれば「その人」を理解しやすい。まちがいない。

でもね、人は「好き」なことだけやって生きている訳ではない、さらには「好き」と「得意」が必ずしもイコールでもない。人間というのは複雑で、時に単純でもある。これは矛盾ではなくて、分け方が便宜上だからだろう

「好き」とは属人的なことで、「人」にくっついているものだといえる。付属品ではあんまり。パートナーだといえる。ソウルといってもいい。「好き」なモノ、コトとはその人を表現するこちだと思う。意識的なこともあるし 無意識こともあるかと思う。

4月は札幌で素晴らしいプロジェクトにて取材、展示していただいた。
とてもいい体験。その企画とは、

「好きはどこから生まれてくるのか?ー芸術・文化の入り口を探るー」
短めでは「スキドコプロジェクト」という。

「スキドコプロジェクト」とは、札幌にてフリーのPRブランナーである山岸奈津子(クライメイト)がこなっている、企画。文化・芸術について人々はどのように「好き」になるキッカケがあり、それを深めていくのか?ということを調査して発表する興味深い内容。

その方法はウェブでの誰でも参加できるアンケートや、個別のインタビューを実施。そして2018年4月に現在までの報告としてギャラリーギャラリーテラス計画にて「スキドコプロジェクト第一弾企画展『好きを分解する』展」として一ヶ月間展示をおこなった。

僕は彼女がまだフリーになる前の星野リゾートトマムの広報マネージャーの時に、一緒にワークショップの企画をやった縁があり、今回取材をしていただて、その結果をウェブや展示で紹介していただいた。そして、のちに彼女のラジオ番組「スキドコのラジオ FM78.1MHz」 にも出演させていただき感謝している。

自分の「好き」への探求はまだ続きそう。
山岸奈津子の「スキドコ」も応援していきたい。

もともとの記事は以下になります。
「スキドコプロジェクト第一弾企画展『好きを分解する』展」
http://numerodeux.net/?p=18330

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