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毎日の字間

2016.8.27映画の琴(コト)『プリズナーズ 』

2016.08.27

prisoners

『プリズナーズ 』(2013年)

犯罪ドラマ。謎解きサスペンス的な要素もあるけど、中心は人間ドラマだと思う。

主演はヒュー・ジャックマン。映画X-MENのキャラクターウルヴァリン役で知られる。不死の身体を持ち、武器は世界最強の金属の爪。性格的にも強い信念と行動力持つ。リーダーでもある。劇中で活躍し平和を守る。

本作『プリズナーズ 』での、ヒュー・ジャックマンも強い信念と行動力を持つ男。ただ、残念ながら彼には超能力はない。誘拐された子供のためにある行動をおこなう…本作はX-MENのようなエンターテイメントなら、彼の行動はありかもしれない。しかし、本作はあくまで現実的なドラマを展開していく。彼の行動に対して、観る側はなんともいえない感情を抱くだろう。単純に否定も肯定もできない、もやもやとした気持ち。警察の動きも現実的。それゆえに爽快感は少ない。本作は謎解きのおもしろさもある反面、中心は悲痛ともいえる人間ドラマとなっているし、そこが良作だと思う。現実の世界にウルヴァリンがもしいたら、彼はどう思われるのだろうか?

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Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

仕事の字間

仕事の字間 第11回「タイマー。つかいやすくて震える」

2016.08.27

タイマー

Sigo

第11回
「つかいやすくて震える

「仕事の」… 僕の考える仕事とは、報酬に関係なくなにかを成し遂げること。そして、人生は「ちいさな仕事」の積み重ね。そんなことを考えながら、おおくりするコラムです。

タイマーを使うことは、時間に縛られることではない。時間を支配することだと思う。

時間というのは不思議なもの。客観的であり同時に主観的なもの。こう書くと「時間が主観的?そんなことはないでしょう。みんな24時間しかないのだから」。たしかにそうだ。そのとおり。でもね、同じ24時間なのに時間内で「できる人」と「できない人」が出てくる。それはなぜか?  そこに主観的な要素があると僕は考える。環境の違いや、個人の能力差、というのもあるかもしれない。でも、大きいのは時間に対する意識という「主観」だと思う。

世の中、いくら時間があっても解決できないこともある。でも、大部分は時間があれば解決できるる。。なのに、やる時間はあるのにやる気がしない、という経験はあると思う。これには主観をコントロールする工夫が必要になる。そのひとつがタイマーを使うことだ。

仕事やプライベートに「タイマー」を使う、というのはもはや定番のライフハック(生活や仕事に役立つアイディア)。僕もいくつか持っている。なにか時間を決めてやりたい時に使う。何事も制限時間があったほうが捗る場合が多い。大きくわけると2つのパターンがあって、「(このメールの返事を)○×分でやろう」というのと「(ネットサーフォンを)○×分だけやろう」という場合。どれもタイマーが終わりを知らせてくれる。シンプルなことなんだけど「知らせてくれる」というのは、区切りをつけるのに本当に役立つ。

あと、タイマーをいろいろなことに使うことによって、時間の見積もりができるのもメリットだ。例えば、あるメールの返事を10分以内に行おうと思ってタイマーをセットする。でも結果的に20分くらいかかってしまった。つまり、その仕事には20分必要だったとわかる。今後、そのような場合は20分用意することがわかる。これは発見になる。

今の時代だとスマートフォンやパソコンでもタイマーのアプリケーションもある。それを使うのも手であるけど。僕はアプリを立ち上げるより、机の上に置いたタイマーのほうが使いやすい。今は100円ショップでもタイマーは売っている。仕事場に自宅にタイマーを置いておくのもいい。仕事にも家事にも役立つ。ある今回は最近買ったひとつを紹介しよう。

品名はTANITAのバイブレーションタイマー24時間計 クイック ブラック TD-370N-BK。ごく普通のタイマーだけど、最大の特長は「バイブレーター」がついていること。つまり「振動」で、時間がきたことを知ることができる。もちろん通常のアラームもあるが、僕は本モデルはもっぱらバイブだけ使う。だって、それだけで足りるから。振動があれば、アラームは必要はない。特に自宅以外では「音」を出したくない時がある。でも、タイマーを使いたい。そういう時、本モデルは最適だ。僕はズボンやジャケットに入れておけば目立つことはない。時計機能もついているので、腕時計のない時は時計としても便利だと思う。

タイマーがふるえたので。  では、今回はこのへんで。

文と写真 石川 伸一(NUMERO DEUX)

 

毎日の字間

2016.7.17映画の琴(コト)『ピクセル 』

2016.08.23

ピクセル

『ピクセル 』(2013年)

思った以上に愛すべきバカ映画。<注意>以下、ストーリーに触れます。話のはじまりは、一昔前アーケードゲーム(TVゲーム)の創世記。主人公と、その友達はゲーム大好き。ゲームコンテストに出るくらい。時は流れ、主人公は冴えない技術屋。友達は、なぜか大統領。そして、地球の危機。NASAによって宇宙に向けたメッセージ。それが宇宙人に誤解され、メッセージ中にあったゲームのキャラクターが実体化され、地球に攻めて来た。軍隊も歯が立たない。それを迎え撃つ主人公という話。まじめに考えると穴だらけの設定。でも、それを気にしちゃいけない。と思いつつそれでも気になるくらいご都合主義な設定(笑)。でも、パックマン、ドンキーコング、ギャラガ、スペースインベーダー等レトロゲームにキャラクターに少しでも記憶があれば、楽しめる作品かと思います。こんな映画もあっていいよね、と思いました。

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Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

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