シリーズ２作目。２作目の難しさってあると思う。１作目はワクワクする設定を提示して、それがおもしろいラストにつながっていく。それが成功したから２作目がつくられる訳です。では、２作目をどうするか？もうワクワクする設定はもう説明済み。だからできない。ここができないのが２作目の難しさだと思う。本作も、そこは十分にはクリアできてないと感じる。でも、そこはあまり派手なシーンに頼ることなくドラマも盛り上げているのはうまいかな。

ニコラス・ケイジ、無難にこなした『ゴーストライダー２』。興味があったら、楽しんでください。レンタルにあるかなと。YouTubeに予告もあるかと思います。

▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)

磯の香りは、海のマーキング。青いビジュアルも大事だけど、香り＝匂いも大事なのだ。匂いのしない海なんて。香りのない海鮮市場なんて。海に近づいた時に、僕はまず匂いに反応する。匂いから、僕は海を理解して、そして視界に海が写る。もし海に行っても匂いがなければ…例えばガラスの箱に入れられていた場合。僕はいつまでも海に行った気はしないと思う。

▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)

リュック・ベンソンのお得意というか、好きなのか女性アクションもの。「ニキータ」からの伝統芸。作品もその伝統工芸的手法が別監督に継承され作られている。なので、あんまりアラ探しをせずに、落ち着いて静かに鑑賞してね、とおねがいしたい。とにかく強いし、アクションを見ていると、その姿が実に美しい。この美しい動きのために本作を撮ったのかなと思う。観るほうも、そこを楽しめばいいと思う。映画をつくる理由というのは、そんなものでいいのかもしれない。ただ、トータルでは「ニキータ」のほうが優れていると思う。なぜなら、本作は「ニキータ」のかけらから撮られた映画なのだ。 リュック・ベンソンは強い女性が好き。『コロンビーナ』興味があったら、楽しんでください。レンタルにあるかなと。YouTubeに予告もあるかと思います。 ▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)