安心のチームヒーローもの、とはいいもので本作も実は例外ではない。心に傷を負った少年主人公の再生を、ベイマックスという看護ロボットとの交流で描いている。ベイマックスは寡黙だ。必要最低限のことしかいわない。でも、その言葉はいつも主人公を想う、やさしさに満ちている。そのやさしさによって主人公は再生していく。それをベースに、チームヒーローものの、おもしろさも加えているのが本作。掛け合わせの難しそうなものを、あっさりごじつけているのが好感が持てる。ご都合主義でもいいのだ。テーマさえ捉えて表現できれば。DVDに一緒に収録されている『愛犬とごちそう』も、短編アニメーションの底力を感じさせる良作
交流とエンターティメント。『ベイマックス』興味があったら、観てみてください。レンタルにあるかなと。YouTubeに予告もあるかと思います。
▼メディア・プランナー 石川 伸一(NUMERO DEUX)