『ブラック・ハット』(2015年)
監督のマイケル・マン好きです。ハリウッド映画の中で、良くも悪くも個性のある監督だと思ってます。まずは、銃撃シーンの良さ。リアルかは別として燃えるガン・アクションを魅せてくれます。もひとつは、独自の男目線映画。本作では、珍しく(?)ラブ・ロマンスもあるのですが、わりと身勝手な感じであります。正直、ヒロインが主人公に(極めて短時間で)魅かれる理由はよくわかりません。でも、いいのです。マイケル・マンにとって、そこに時間をかける必要性を感じでいないでしょう。内容はハッカー映画かと思ったたら、大規模テロを捜査するアクション映画という感じ。それだと地味なので、主人公は服役中というワルな要素を入れた感じです。んで、なんで服役中?というところは、殺人じゃまずいし、泥棒も冴えないし、ハッカーにしよう、という感じではないでしょうか。でも、いいのです。本作には僕を燃えさせるガン・アクションがありました。それで十分なのです。
70点(お役にたったらシェア願います)
Text by
アート・メディアライター 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)