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REVIEW

映画の琴(コト)No.180103「ニューイヤーズ・イブ」

2018.01.12

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「ニューイヤーズ・イブ(2011)」

わかりやすさと優しさの重なり。

僕の大晦日の夜といえば、いつものように12時前には寝てしまう。大晦日は、なぜかまわりのお店が早く閉まる日という印象。そこにポリシーがある訳ではない。でも、考え直した。来年の大晦日はもっと特別な気分でいようと思う。そんな作品に出会いました。
特別な日を楽しむことは、人生を楽しむこと。こんな僕でもノリが良いほうが生活は楽になることはわかっている。

舞台は現代のニューヨーク。その街のニューイヤーズ・イブ=大晦日の新年のカウントダウンを描いた作品。安心するホッとする作品でした。

本作を観るとアメリカでも新年のカウントダウンって、凄いもりあがるんだなぁと感動。その「大盛り上がり」の夜を舞台に、いくつかのエピソードが同時並行で進んでいく内容です。キャストは多彩。僕の知っているところだとジョン・ボンジョビ、サラ・ジェシカ・パーカー、ロバート・デニーロが出演しています。そうそう、ミシェル・ファイファーも地味な役なんだけど良かったなぁ。

特別に刺激的な作品ではないですが、ニューヨークという「街」がとても魅力的に撮れていると思う。それに、同時並行で進んでいくさまざまなストーリーも、わかりやすいので安心して観ていられる。大晦日を舞台にわかりやすさと優しさが、重なりあっている雰囲気は「また、年末みようかな」という気分なる。

僕は来年の大晦日の予定を考えることにします。
これでも特別な日が好きなんです。

ishikawa

Text by  アート/メディア  リサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

REVIEW

NEWS No.180102「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル(0.5mm)」

2018.01.10

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「書く」のと「入力」することは、
内容に影響を与えるのか?

お正月休みは静かに終わる。まるで、雨の日の涙のように…みなさまおかがお過ごしでしたでしょうか??僕はぼんやり過ごしました。おそこから、がんばって記事を書いてみました。

デジタル時代の今ですが、ここ10年くらいは、アナログな文房具も再評価されている気がします。

今でも手帳売場は文房店にとってはシーズンにはいい時期に置かれてますし「ほぼ日手帳」というヒット作もあります。モールスキン等の紙ノートやロディアのメモ帳も人気です。

こうしたアナログ文房具の存在は、デジタル時代でも、まだまだ大丈夫かなと思ってます。という訳で、今年は時々、僕のおすすめ文房具を思いつくまま紹介していきたいと思います。それも、インターネット通販で入手できるものにします。

ネット時代になって良かったな、と思うのは高級文房具が、いろいろ選べて、しかも安いということです。今、まちの文房具専門店がなくなっていくし、スーパー等の文房具店では、物足りない僕には嬉しいことです。

さて、今回は、シャープペンシルをひとつ紹介しましょう。一般的には高級感があるのは製図用が多いですね。それはそれで、大変魅力的なのですが、クリエイティブな現場ではともかく、通常のビジネスシーンや、かちっとしたプライベート、つまり簡単にいえば「スーツ」を来ているの場面では少し合わない…という時に、値段も手頃で、存在感のいいものを紹介します。実はシャープペンシルというのが難しい。ボールペンや万年筆のほうが選択肢がある。

おすすめるのが「PARKERパーカー JOTTER フライター シャープ・ペンシル」です。パーカーはイギリスの会社で、世界的に代表的な筆記具ブランドにひとつです。その中で本シャープは1000円程度でネット通販で入手できます。

全体が金属製ですが、細いので重くありません。シンプルなデザインに、クリップ部分がパーカーのマークになっているのが良いアクセント。これなら、普通のビジネスシーンや、スーツを着るようなプライベートに違和感のないものです。

お役に立てば幸いです。
 

ishikawa

Text by  メディア・リサーチャー石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

 

 

2018.01.01 映画の琴(コト)「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

2018.01.02

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「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(2017年)

まず、僕の好みを説明させていただきます。「スター・ウォーズ」の過去作品については基本「4」「5」「6」が良かった!それで「1」「2」「3」は、ジョージ・ルーカスが過去作とは「違うこと」をやる挑戦について凄いと思うのだけど、正直あまりノレなかった。最大の理由は、話が「暗い」からだと思う。まぁ。今振り返ってみると、そのトーンがなかなか「味」になっていると思いますが。僕の口には合いませんでした。

続いて「フォースの覚醒」については、新シリーズのはじまりとしては悪くなかったと思う。基本「4」「5」「6」の雰囲気をベースにしつつ、新しいキャラクターをどう生かしていくのか、というのは興味深かった。「ローグ・ワン」だけど、やっぱりルークやレイアが主軸で出てこないと厳しいなと思いました。普通のSFアクションになってしまって。前置き長くなりました。

さて「最後のジェダイ」ですが、最初に結論をいうと僕はおもしろかったですよ。多分、僕の中ではスターウォーズって、ルークや出てきて、帝国VS反乱軍というのが、明るめのSFアクションで描かれればいいのですよ。だから、ディズニーのエンターティメント方向でいけば、続編はすべてある程度「4」「5」「6」の流れの繰り返しになってしょうが無いと思うし、僕はそれでいい。それだけだと、フラットになるので「ローグ・ワン」的な「ルークたち以外」の登場人物を増やして群像劇ぽい感じで進めていい。それでいい。

僕は、批判も見かけるカイロやレイの「あやふやな性格」って、今ふうでいいと思う。それにあんまり、この2人に期待してもしょうがないと思う。親子確執、兄弟関係なんていうのは過去作品でさんざんやっている訳ですから。それをまた真面目にやっても過去作とそのまんまのコピーになって批判されるでしょう。

だから、まぁカイロやレイはゆらいでおいてもらって、その分反乱軍のキャラクターのドラマを増やせばいいと思います(もう、TV映画シリーズでもいいかも!)。戦闘シーンの結局、弱小反乱軍が、帝国軍の弱点をみつけて、攻略、というのはもう「お約束」でいいのです。僕はそれでいい。僕は新キャラクターにはベニチオ・デル・トロに期待したいです。

あと「最後のジェダイ」というタイトルって興味深い。それまでのジェダイって一種の「特別な人」という定義だったと思う。今後はそれが変わっていく軸があるとすれば、今後のスターウォーズにも深みが出ると思う。

ishikawa

Text by  アート/メディア  リサーチャー 石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

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