「 絵本『くものもくもくん』制作とマネジメント」<4.イベント制作〜準備(1)>

2018.02.24

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▲ 絵本「くものもくもくん」
ストーリーは「くものもくもくん」と「ことりさん」との会話で進んでいく少し不思議 なお話(A5サイズ・オールカラー26ページ・2017年10月発行)。リトルプレス(自主制作の小規模出版)です。作家は室蘭在住。

はじめに。
「絵本を自分でつくりたい」という人むけの記事です。

僕はメディアに関する活動をしております。最近の活動のひとつとして室蘭在住の絵本作家「ちなころ」さんらリトルプレス絵本「くものもくもくん」編集・制作とPRのためのイベント出店のプロデュースをさせていただきました。その体験は、絵本を自分で作りたい!という方に参考になりそうでしたので、5つの記事にわけて書いていこうかと思います。以下まだ書きかけの内容になります。ご了承くださいませ。

本記事は以下の記事になっています(リンク先今制作中です)

<1.はじまり〜制作>
<2.プレ発表〜NEVER MIND THE BOOKS出店>
<3.宣伝を考える(1)>
<3.宣伝を考える(2)>
<3.宣伝を考える(3)>.
<4.イベント制作〜準備(1)>
……この記事です。
<4.イベント制作〜準備(2)>
<4.イベント制作〜準備(3)>
<5.イベント出店〜当日>

1.「くものもくもくん」を伝えるために。
「たねフェス」に参加することになった。

前回の記事で、絵本「くものもくもくん」を知ってもらうための「絵本の読み聞かせ会」をやろうかと思いました。そこで、室蘭市内にあるコミニュティスペース「タンネ」を借りて、その会をおこなうために下見と相談にいきました。そこで運営者の方といろいろお話しをしていくと、ちょうどそのそのスペースを運営委している3ヶ月後ぐらいに室市民会館を借りきって映画上映、飲食販売、ワークショップ、絵本読み聞かせや子供向けの遊び空間等の大規模イベントをやるので、それに参加しないか?というお話しを聞きました。

それはわたしたちにはかなり魅力的な提案でした。なぜなら、当初のとおり「タンネ」をお借りして読み聞かせ会をやることは可能でしたが、いったいどこまで宣伝や集客ができるのか、というのは大いなる疑問でした。でも、僕としては、はじめての試みですし、レンタル料も安いし、コンパクトな空間なのでお客さんが少なくても知り合いにお披露目会のような感じだけでも、なんとかかっこうつくかな、と考えていました。公開練習という感じですね。入場無料で、来た方には飲み物くらいサービスしたくらいな。

そんなつもりが、大きいイベントの参加の提案はびっくりしましたが、とてもありがたいものでした。どう転んでも損はないので、その場でありがたく承諾いたしました。借りたい会場の下見のはずが、大きなイベントの参加になってびっくりです。今回の打ち合わせの後、とりあえずの「読み聞かせ会」の内容を確認しました。この時は、最初のイメージどおり絵本の読み聞かせだけだと、すぐに終わってしまうので、ミニライブを加えることでした。そして、ミニライブについては、オカリナがいいんじゃないか、ということでした。それに加えて、デザイナーの知人にリコーダーがができる人がいるので、オカリナとリコーダーの組み合わせは立体感が高まるし、可愛らしくていい感じがして、その編成での「音楽隊」のイメージができていきました。そして、僕もリコーダーをやることになり、アマゾンでリコーダーを注文しました。この時は、もう年末の時期になってしまい、演奏を宿題にしつつ年末に突入していきました。

2.制作と年末年始
スケジュールで考えたこと。

なにかの制作するうえでスケジュールというのは大事なものです。進行の中で年末年始、お正月を挟むというのは少しやっかいです。今回はまさにそうでした。「たねフェス」参加のお話しは、年末近くにいただき、フェスは年明けの2月。間に年末年始をはさみます。すると、どうしても気分的にも、行事的にも年末年始というのは奇妙な空白ができやすい時期だと僕は思います。いろいろイベントがあったり、お店がやっていない時期があったり…時間があるようで、無いような感覚。今回の制作でも、僕個人としてもう少し年末年始期間にもっといろいろできたかな、と思うことがあります。スケジューリングにおいて年末年始をどう使うか、というのはポイントかもしれません。

3.そして、年明け。2018年
2月17日にむけて!大いなる助走。

さて、前の話と関連しますが「1月」というのも月末まで早い気がします。それは、仕事はじめの最初の週はイレギュラーな感じになるので早く過ぎ去って、1週少ないと思うからかもしれません。さて「くものもくもくん読み聞かせ」イベントですが、そんなことも言ってられなくなってきます。制作としてはまずは「やることを確定」する必要があります。まず、読み聞かせですが、年明け前に「絵本読み聞かせ会」見学後に「紙芝居ふうにやりたいね」という意見が出てました。読み聞かせは絵本だけ手に持って可能だし、基本形だとは思います。ただ「くものもくもくん」はA5サイズですのでかなりのちいさく、ヴィジュアル的な弱さを感じました。読み手も慣れてないので、そこをカバーするためにも紙芝居にすることにしました。そのためB2サイズに出力して、紙芝居に仕上がることを決めました。あとは、ミニ・ライブですが、それは次の記事で書きたいと思います。

次の記事
<4.イベント制作〜準備(2)>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タネフェス

 

 

 

 

 

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「くものもくもくん」(A5 サイズ / オールカラー26ページ)
絵本 / リトルプレス / 2017年10月発行
instagram
https://www.instagram.com/moku_mo_kun/?hl=ja
minne 販売サイト
https://minne.com/items/11744794

★本記事のお問い合わせはQZJ12432@nifty.comまで。
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ishikawa

Text by
アート・メディアライター  石 川 伸 一 (NUMERO DEUX)

 

 

 

 

 


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