DVD「パニックルーム」
僕は女優のジョディ・フォスターは好きでも嫌いでもない。最近の主演作品では「フライトプラン」はおもしろかった。アートな雰囲気にフォスターの持っているメジャー感がうまく合わさっていたと思う。
ゲオで借りた「パニックルーム」。フォスターが主演であるけど、女優というより監督のデビッド・フィンチャーという部分で選んだ作品。観た感想としては物足りない感じがしたなぁ。親子二人の新居に潜入してきた強盗に対してフォスター親子が非常用部屋(パニックルーム)にて外部と連絡が遮断された状態での一晩の攻防戦。
悪者同士の人間関係とか、娘のことなど設定のスパイスをふりかけていているのだけど、それが作品全体には染みこんでいない印象が。最初オッと思ってもその驚きが続かない。
フォスターというのは、良くも悪くも作品においてインテリで強い女性というのは最終的には出してきて印象に残す。それは悪くないのだけど、そのおかげで、ラスト近くの大活躍ぶりがパターンになってしまうのではないだろうか。頭の良い女優だと思うけど、案外、演技の幅は狭いのか、自分の理想の女性像を演じるために、狭くしてるのかどっちなんだろう。
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