051サウンド・ユニット「 JA-woodoo」(2003.10.31)
「身体の中を流れている音」と聞いて、どんな音を思い浮かべるだろうか。 つい先日初めてJA-woodooのライブを聴いた。彼らはその日の3組目、特に説明もなくライブはスタートしたが明らかに他と一線を画した、人を惹きつける力があった。激しいのに心地よい、自然に身体が動いてしまうこの音は昔から知っていたような気にさせられる。アフリカの太鼓であるジャンベを中心にオリジナルのサウンドを生み出すJA-woodoo。ライブハウス、野外イベント、クラブなど多彩な場所でのライブにも定評があり、これまで2枚のアルバムを発表している。気持ちのいいライブを体感させてくれたJA-woodooのお二人、MaedaさんとMayuさんにインタビューをさせていただいた。
Text by Yoko Yoshioka (mato.)
NUMERO DEUX SPECIAL 051 Beat of the ground. JA-woodoo
Interview with Maeda&Mayu(JA-woodoo)
取材日時::2003.10.31(Fri) 22:00-23:00
取材協力:GAIJIN BAR
Interview & Photograph by mato.
Live photograph by sasuke
---JA-woodooのプロフィールを教えて下さい
maeda:二人とも札幌出身です。JA-woodoo自体の結成は5年前ですね。
その頃は今とはメンバーも曲調も違う感じでした。その頃は7〜8人でやっていて、その後は暫く活動停止していました。今年に入って新メンバーと共に2nd を作り、現在はmayuと二人で定期的にライブ活動をしています。今年の夏は当別で行われた「IYOMANTE-open air art festival in Tobetsu 2003」、佐渡島の「ポンポコ銀河コンサート」や他にも野外イベントやクラブイベントに出演しました。これからも二人でライブをどんどんやって、たくさんの人に聴いてもらいたいと思っています。
mayu:昨年友人の紹介で前田氏と知り合い、今年に入って気付いたらJA-woodooに入っていた、という感じです。JA-woodooの音楽は好きで、1stは持っていました。
----音楽を始めたきっかけは?
maeda:音楽は子供の頃からずっと好きで、好きだからやり続けているという感じです。これまではDJをやったり、機械的な音楽を作ったりしたこともあったのですが、今はJA-woodooでやっているスピリチュアルな音が自分に一番合っていると感じています。
mayu:太鼓をたたき始めてまだ1年くらいですが、鍵盤やドラム、趣味でDJをやったり…と、ずっと音楽には関わっていました。私も「好き」ということが音楽をやっている大前提です。音楽&踊ることが大好きなので、私が叩く太鼓のリズムでみんなが踊ってくれることが嬉しいです。
----音楽で影響を受けた事はありますか?
maeda:ニューヨークに3年くらい住んでいたことがあって、そこで聴いたブラックミュージックやボブ・マーレーには影響を受けました。DJや演奏者の音楽で、人の心に音楽で平和や愛を伝えることができるし、「癒し」という言葉では言い表せないですが、そういう面も持っている唯一のものだと感じています。
-----最後に今後の予定と抱負を教えてください
maeda:12月あたまに、小樽の倉庫でライブをやる予定です。来年は沖縄を出発点に、南から北へと日本国中をライブしながら廻ろうと計画しています。
より多くの人に聴いてもらうということを大事にして、いろんな人にライブに来てもらい、直接自分達の音楽を体で感じて欲しいですね。これからもいい音楽を続けていくことを一番に考えています。
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Second Album「Jua」
design by mayu
CD設置店
札幌:夢横丁、BUDDHA EYES、Skunk2000、PROVO ほか
帯広:Seep Cafe
東京:Quintrix、Cosi cosi "ulu"、麻こころ茶屋
福岡:アルタ、チクロマーケット
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●after Hours
ハロウィンのこの日、仮装した人達に混じりライブ前に取材をさせていただきました。お二人とも風邪をひいているにも関わらず、やさしくそして笑顔で質問に答えてくれました。音楽と人柄は切り離せないなあという印象。ありがとうございました。取材後に始まったライブは気持ちがよくて、幸せな気分で帰路につきました。JA-woodooの生の音を聴きに、是非ライブに足を運んでほしいなと思います。