音楽と人間の味
ROBIN SAVILLE / PEASGOOD NONSUCH
ジャケの花の感じと、タイトルの字体の雰囲気が良くて手にとった。
ドイツのエレクトロニカ・ユニット、 ISANのメンバーROBIN SAVILLEのソロ作品。全編インストです。
情緒あるギターに、エレクトロニクス音が上品に重なっていって明るく優しげな音世界が作れられている。
この手の音楽は、いかにもアート的なインテリ指向が進み過ぎると、ちよっと敷居が高いというか、クールすぎるサウンドになりがちがだ。
もちろん、そういった音楽も僕は好きなのだけど、時にはそれら「頭の良い人の音楽」が感情的な部分が無かったり、コントロールされすぎていて冷たく聴こえる時があって「今聴く気分ではないな」と思う時もある、
本作は、インスト作品ながらロック的な人間味というか生の感覚が感じられていていつでも聴きたくなる魅力がある。
ギター+エレクトロニクスサウンドの安心する気持ちの良さ。インスト作品を聴きながらいろいろ想像するのが好き。
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