■08.6.28-08.31「詩の黄金の庭 吉増剛造展」
時間:9:30-17:00(入場は16:30まで/休館月曜)会場:北海道立文学館(中央区中島公園)/料金:一般¥600・高大生¥350・小中生¥250
吉増剛造は日本を代表する先鋭的な現代詩人のひとり。
その表現は詩作や朗読だけではなく、オブジェの制作や、写真から映像作品までジャンルにとらわれない表現活動を行っている。
今回、多様な作品展示が開催中。同時にトークやライブ・パフォ−マンスなども予定されており、過去の作品と現在進行形の活動を体験できる貴重な機会となっている▼
▲展示は会場全体のスペースを使い、大変見応えのあるものとなっている。
壁面の作品展示から映像作品まで、テキストからビジュアルまでひとりの詩人の活動とは思えない。
▲フロアが変ると、まったく違う表情をみせる。
他のフロアの落ち着いたトーンから、ポップな色合いをみせる。ポラロイド写真を使った作品。左奥に見えるのは銅版を使った作品。
▲映像作品も複数のエリアで紹介されている。写真はもっとも規模の大きいスペースで、じっくり作品は見られるようになっている。映像はコラージュのようにイメージが重なって流れている。
▲さりげない平面作品にも強いセンスが感じられる。今の時代でもまったく古さを感じさせない。
ごく一部しか紹介できなかったが、先に書いたように本展示は基本的な詩作からいろいろな方法による平面・オブジェ・写真・そして映像とひとりの詩人による多彩な表現をたっぷり楽しめるので、時間を多めにとって訪れて欲しい。