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焼肉店からみた思い出。見知らぬ人のライフスタイル。

Od 焼肉は、後味で決るような気がする。食べている最中よりその後なのだ。最中はそれほど、凄いレベルの違いは感じない。それは鈍感なだけか。

 食後に「ああ、食べちゃったなぁ」とやや後悔まじりの時はあまりよくなかった場合。逆に、「来週も食べたいなぁ」と思った時はいい場合。焼肉は、高いのと安いものの格差が激しいメニューだと思う。やはり質なんですかね。

 学生のころは、安い焼肉店ばかりだったが、それはそれで楽しかった。良く行っていた激安店は朝までやっていて、深夜3時〜4時になると、水商売らしいカップルの方々が食事をしている光景をよくみかけた。

 それは、特別の行事というよりも日常的な食事、という感じだった。安いお店だったので、ひとり1000円くらいで、食事として十分だったから、利用しやすかったに違いない。

 深夜の時間帯で、食事をやっているお店は少ない。夜遅くまで仕事をしている人にとっては激安焼肉店は、お肉から、野菜、ご飯もあるから、食事の場所として便利なのだろう。2人で言葉少なく淡々と食事をしている姿をみると、水商売の人々の生活パターンを垣間見た感じがしたものだ。

 今は激安の焼肉店に行く機会は少ない。昔に比べて、そういったお店も少なくなった気がする。焼肉のお店に行くのは半年に1回くらいだ。だから、ある程度贅沢なところに行くことになる。店内のお客さんは特別な行事として来ているような人ばかり。みんなハレの場所として楽しそうにも盛り上がっている。でも、ふと、激安店で見た日常的でサラリと食事をしている人々。そんな姿を、視線に中に感じたいことがある。














 














 

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